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小山 昇(こやま・のぼる)

株式会社武蔵野 代表取締役社長

小山 昇

武蔵野社長。1948年山梨県生まれ。東京経済大学を卒業し、76年にダスキンの加盟店業務を手掛ける日本サービス・マーチャンダイザー株式会社(現在の武蔵野)に入社。89年に社長就任。赤字続きの「落ちこぼれ集団」だった武蔵野で経営改革を断行。2000年、10年と日本経営品質賞を2度受賞する優良企業に育てた。現在550社以上の経営を指導。著書に『小山昇の失敗は蜜の味 デキる社長の失敗術』(日経BP社)など。

◇主な著書
社長はなぜ、あなたを幹部にしないのか?』(日経BP) 2011
部下はなぜ、あなたをそんなに嫌うのか?』(日経BP) 2012
会社脳の鍛え方』(日経BP) 2013

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

小山昇の「こころ豊かで安全な経営とは何か」

忘年会のシーズンに贈る「小山流・飲み会の勧め」

2018年12月12日(水)

さあ、忘年会だ!(写真=PIXTA)

 早いものでもう師走、年の瀬ですね。忘年会やら謝恩会、慰労会など、外で飲食をする機会も増える時期になりました。一年の憂さを酒で流し、きたるべき新しい年も実り多かれと願って英気を涵養(かんよう)する、まことに結構なことと思います。…と、こう書けば勘のいい方はお気づきですね、「ああ、また小山の『飲み会の勧め』が始まった」と。

 そうなんです。季節柄に勢いを得て、本稿では懲りもせずにまた飲み会をお勧めさせていただきます。ただし今回は、いつもとはちょっと切り口を変えたお話をします。

 本題に入る前にひとつお断りをしておきます。私が「(部下との)飲み会を持ちなさい」というと、しばしば「俺は下戸なのに」という反論がある。ご事情はよくわかるのですが、私が飲み会を勧めるのはそれが一番単純で手っ取り早いからです。別に飲み会でなくとも、普通の食事会でもいいしカラオケ大会でもかまわない。なんでもいいからとにかく、仕事を離れた親睦会の類を部下とたくさん持つこと。これが大切です。

 私は、経営者・管理職の皆さんに「業績を伸ばしたければ、部下と酒席を持ってコミュニケーションの円滑化に努めなさい」と勧めています。特に管理職に対しては熱心にいいますね。「管理職は、仕事の管理だけしていればいいというものではありませんよ」と。しかし、部下との飲み会に積極的な人は決して多くはありません。たいていは「忙しくてそれどころではない」と、つれない返事が戻ってくるばかりです。これはいかにも残念なことです。

 部下との飲み会を持たない理由を、こんなふうに説明する人もいます。いわく、「飲み会を持ちたくとも、当の部下自身が参加したがらないのだ」と。これは一見もっともらしく思えます。しかし飲み会を持たない理由を部下の責に帰している点で、むしろいっそう悪質といわざるを得ません。本来、飲み会は楽しいものです。にもかかわらず部下が出席を厭うのは、あなたが部下に嫌われていることに他なりません。

中小企業の職場は「サークルの部室」

 部下はなぜ飲み会を厭うのか。考え得る理由として一番大きいのは、それが「飲み会」の名を借りたお説教大会になりがちだからでしょう。

 管理職が延々と説教をし、部下は黙ってそれを聞いている(正確には「聞いているふりをしている」ですが)。酒場ではよくある光景です。叱っている本人は気分がいいのかもしれませんが、そういう一方通行的なコミュニケーションは傍から見ていてもあまり気持ちのいいものではありません。職務中ならばいざしらず、酒席でやるようなことではないのは明白です。

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社員への投資は「知恵の原価」であると考えています。

森 雅彦 DMG森精機社長