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遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

遙 洋子

大阪府出身。関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、その体験を綴った著書『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

◇主な著書
主婦たちのオーレ!』(筑摩書房) 2008
女ともだち』(法研) 2008
東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』(ちくま文庫) 2004

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」

上沼恵美子氏のあの採点について

2018年12月14日(金)

お尋ね

「M-1グランプリ」という番組の放送後、出演した若手芸人がSNS上で審査員の上沼恵美子氏に暴言を吐いたと話題になりました。遙さんはどう見ます?

20代男性

遙から

 M-1グランプリ、私も観た。午後6時34分の放送からラストの午後10時まで、しっかり見た。長時間番組を最初からテレビと向き合う本気の見方をしたのは、出場者がまず本気だから。

 実は、AKB48の「総選挙」も好きだ。彼女たちが本気で闘うから。私はどうやら本気の出演者を見るのが好きらしいし、高視聴率であることを考えると、そういう視聴者はたくさんいるのだろうと想像できる。

 本気は、上沼恵美子氏の登場でも伝わるものがある。関西ではどれほど喋ってもまるでそれが日常かのような流暢さや力の抜け感がある彼女だが、あきらかにそこにいた彼女からは、非日常を感じた。真っ赤なジャケットと真っ赤な口紅。それを選ぶ彼女の心理を憶測するに、気合い充分、「やったるで」感満載だ。M-1という漫才の1位を決める番組だが、審査員自身がすでに緊張の極みにいることがうかがえた。

 出場者も本気、審査員も本気、観る側も本気、それだけでワクワクして画面と対峙した。

 さて、若手芸人がした発言だが、「感情的に審査した」こととその理由を「更年期障害」と発言したことで、女性全員を敵にまわした、かのようだ。

 更年期障害は置いといて、まず、感情的じゃなかったか、と問われれば、充分に感情的であったと私は思う。そこに好き嫌いも混ざり、そして審査得点には他の審査員とは極端に開きもあるほど、彼女は「好き」な漫才師には高得点を出した。

 だが、他の審査員との点数のあまりの開きに彼女自身が複雑な表情をしたのを私は見逃してはいない。

 「私の好きが点数に反映しすぎた結果となったなぁ」という感情を私は読み取った。
 好きじゃない漫才師に対してはコメント自体を「好きじゃないので」と拒絶した。

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森 雅彦 DMG森精機社長