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遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

遙 洋子

大阪府出身。関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、その体験を綴った著書『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

◇主な著書
主婦たちのオーレ!』(筑摩書房) 2008
女ともだち』(法研) 2008
東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』(ちくま文庫) 2004

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」

産むも産まないも女性の「勝手」である

2018年7月13日(金)

ご相談

ある政治家が「子どもを産まないほうが幸せ」という考え方は自分勝手だと発言してましたが、どう聞きましたか?

(40代女性)

遙から

 6月26日、自民党の二階俊博幹事長が講演で、「子どもを産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考えて」「皆が幸せになるためには子どもをたくさん産んで、国も栄えていく」と発言したことをご記憶だろうか。まったく、ひと月も経っていない間に、記憶はあっという間に色褪せる。遅まきながら、今回はこれについて考察してみたい。

 すでにこの発言には、議員たちがきちんと批判を行った。「産めよ増やせよじゃあるまいし」とか、「特定の家族観、価値観を押しつけるのは間違っている」とか「二階先生では若いママの代弁はできない」とか。

 でも私が今さら(ひと月経っていないが)この発言を蒸し返すのは、どの反論でも「勝手」と言われた側の憤り、やるせなさ、脱力感をぬぐいきれる言葉とは出会えなかったからだ。

 ちょっと笑ったのが、直後のニュースで二階氏と安倍総理夫婦が並んで映っていたシーンだ。二階氏は安倍昭恵さんをも「勝手なことを考えて」いると批判している側に立つことになってしまった構図に、その居心地はいかばかりかと失笑した。

 そして、この「勝手」発想には、二階氏に限らず一定数同調する人たちがいることを、トーク番組で知ることになった。失言だと騒いだところで全国民が怒っているわけでもないのだ。「そうそう。その通り」と思っている大人たちが少なからずいたし、それほど怒っていない人もいる。

 番組ではそこが対立構図になった。すると「勝手」発想側の本音が露わになった。

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命令や恫喝では人は動かせません。

関家 一馬 ディスコ社長兼CEO