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ロボットがあなたのプライベートバンカー

富裕層のサービスを誰もが享受できる時代に?

  • 武田 健太朗

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2018年6月21日(木)

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年齢や目標金額などを入力すれば、自動的に株式などを運用する「ロボアドバイザー」が相次ぎ登場。AI(人工知能)を使って利用者の性格なども分析し、より個別化された運用アドバイスの研究が進む。富裕層をサポートするプライベートバンカー並みのサービスを、誰もが享受できる時代が来るかもしれない。

(日経ビジネス2018年4月16日号より転載)

「投資の結果を予測するのは難しい。この不安をテクノロジーで軽減できれば、『貯蓄から資産形成』が日本で本当に根付くはず」

 こう語るのは、フィンテックベンチャー、お金のデザイン(東京・港)の中村仁社長だ。提供するロボアドバイザー(ロボアド)サービス「THEO(テオ)」は2016年2月のサービス開始から約2年で、20~30代を中心に3万3000人の利用者を獲得。預かり資産額は230億円に達した。

個人ごとにカスタマイズした 運用プランをロボアドが提示
●一般的なロボアド運用の流れ
(写真=monsitj/Getty Images)

 THEOの特徴は年金基金の運用担当者などプロの投資手法を“ロボット”に学習させ、投資初心者でも簡単に利用できるようにしたことだ。実力は2月初旬、米国の金利上昇が世界的な株安を巻き起こした場面で証明された。2~8日に主要投資先の米国株は日本円換算で8%値下がりしたが、THEOの株式運用ではマイナス5%にとどまった。

 使い始める際のハードルは極めて低い。スマートフォン(スマホ)の専用アプリなどから、年齢や資産運用の経験など5つの質問に答え、一定額を入金するだけ。利用者ごとに「リスク許容度」「安定収入の重視度」「インフレへの感じ方」の3つの要素のバランスをAI(人工知能)が判断し、231種類の投資戦略から最適な1つを選び出す。

 その後は、世界86カ国・地域の1万1000種類の株や債券などに投資する「ETF(上場投資信託)」を複数購入し、組み合わせて運用する。株式については、値動きのブレを最小限に抑える独自のアルゴリズムを開発。それに従いロボットが自動的に売買する。毎月の売買回数は100万回程度に達するが、原則として人間の意思は介在しない。

 企業業績や経済統計など、膨大な情報を基に相場の先行きを予想する投資。プロの世界では既に、人間のトレーダーの成績をコンピューターが凌駕し始めている。米ゴールドマン・サックスではAIの台頭により、00年に600人いた株式トレーダーが今や数人にまで減っている。

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