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第1回 錆びた信号

2011年5月3日(祝) 福島県いわき市小名浜にて

  • 鈴木 誠

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2012年3月7日(水)

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震災後から被災地の様子を描き続けてきたのは、画家の鈴木誠氏だ。平日は派遣社員としてウェブ関連の仕事に携わりつつも、休日をつかって現地にはいり、これまでに30枚の絵を描いた。1カ所で数時間は腰を据えて描くことで、彼は何を見たのか。その作品とともに復興にかける筆者の思いをまとめる。

 震災前の状況が幻だったのかと思わせる惨状が広がっていた。
 福島県いわき市は東北沿岸屈指の工業都市で、小名浜では大小様々な工場が並び貨物専用鉄道が伸びていた。
 しかし、その線路には津波の残骸が散乱し、腕木式信号が時間を止めていた。

「錆びた信号」(福島県いわき市小名浜)

 仕事をしながら絵を描き続けて十数年。大きな傷を負った日本の風景を残すこともまた画家の仕事であるはずと考えて、この地を訪れた。

 「ボランティアできたの?」
 昼食を食べていると、地元の人にそう聞かれ、返答に詰まった。
 それなりの覚悟と信念を抱いてきたつもりだったが、この尋常でない惨状の前では所詮浅はかな思いつきにすぎないかと葛藤した。

 誰かがやらねばならない。覚悟を決めて被災地を描き続くことにした。

福島臨海鉄道本線 小名浜駅前(2011年5月)

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