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車検ビジネス、5兆円市場で見た闇

記者の家の車を実際に持ち込んでみたら……

  • 松浦 龍夫

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2018年7月20日(金)

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自家用車の保有者が定期的に通す車検。その費用の高さに驚くことはないだろうか。昨年の自動車大手の完成検査問題の背後にも、この車検制度が深くかかわっている。そもそも車検って、何で必要なんだ? 実車を持ち込んで実態に迫ってみた。

(日経ビジネス2018年5月14日号より転載)

(写真=SOURCENEXT CORPORATION/amanaimages)

 「ウチは格安車検です」「安くて早い車検です」

 こんな広告やチラシにつられて、「それならば」と車検業者に自家用車を持ち込んだものの、その費用を聞いて驚いた読者もいるだろう。しかも、その料金は業者によってかなり違う。部品の交換を迫られ、追加料金も取られてしまう場合も多い。

 国民生活センターにはそんな車検に絡む相談が毎年700件程度、寄せられている。「高止まりしており、減る気配はない」と同センター相談情報部の藤田大幹氏は明かす。インターネット上での価格比較サイトもあるなかで、なぜ、ユーザーが不満や疑問を抱くような料金設定がまかり通るのだろうか。

 その実態を知ろうと、新車登録してから13年経過した乗用車を、3カ所の整備工場に持ち込んでみた。

 まず、訪れたのはガソリンスタンドが運営する整備工場。1時間足らずで出してくれた見積書の料金は7万642円だった。エンジン冷却水やブレーキオイルの交換のほか、ワイパーのゴム劣化などを指摘された。

 同時に4万2000円と記された、もう1枚の見積書も提示された。「車検を通すために必要な最低限の部品交換なら、この料金です」と担当者。指摘されたすべての部品や消耗品を交換・購入すれば、1枚目の料金になるが、「どちらにするかは、お客様の判断です」(担当者)。

 次に訪れたのは、車検チェーンショップ系の整備工場。ここでの見積額は9万7678円だった。ガソリンスタンド系では指摘を受けなかった複数のゴム部品の交換費用が含まれていた。さらに、点検するために車を持ち上げる機械の使用代、3240円も別途請求された。

 最後に訪れたのは、持ち込んだ乗用車メーカーのディーラーだ。ここではまず、「見積もりを取るのに8640円の費用がかかる」と説明を受けた。それでも依頼して1時間以上待って出てきた見積額は16万8404円。最初に訪れたガソリンスタンド系の2倍以上に膨らんでいた。

10万円の料金差があり、箇所もバラバラ
●同じ車を見積もりに出した車検料金例
約10万円の料金差 ディーラーA社 見積額 :168404
交換指摘箇所:ホイールベアリング、点火プラグなど
チェーンショップB社 見積額 :97678
交換指摘箇所:ブーツと呼ばれる複数のゴム部品など
ガソリンスタンドC社 見積額 :7642
交換指摘箇所:エンジン冷却水、ブレーキオイルなど

コメント60件コメント/レビュー

大型バイクはマニアからの購入時の登録、改造申請を自分で行い、継続車検も自分で行っている。
四輪は3台もあって面倒くさいので信頼の置ける業者で。
自分でやってみれば分かるが、大型バイクの車検費用は1,700円+申請書購入費数百円。
自賠責13,000円少々 重量税5,000円これだけ。
これをバイク屋に出すと、5-10万円となる。
しかし、車検予約し、当日3回までしか再受験できない中落ちて翌日になると、自賠責1ヶ月分追加が馬鹿高いから、事前整備をしっかり行って置くことは業者としては至極当然。
ついで商売も当然入る。

日本人はクレーマーが多いから、車検後2年間無故障って思い込むし。

自分のバイクは普段から専用の整備小屋を作って、かなりのメンテまで自分でするし、息子が2級整備士なので重要保安部品の整備は再点検してもらう。
趣味なら楽しいが、商売となるとやっぱり数万円は欲しいだろうね。
車検整備が必要か? 自分でやってみれば分かると、2年間で光軸ずれるし、光量も低下する。
各部の緩みも結構出る。
普段整備費けちる人も多いから、歯止めにはなっているだろう。
結構しっかり点検されるね。 
今回車検場の人に聞いた話だけど、一回目は不法改造車で受けて落ちると、替え玉再受験してくるそうな。
世の中悪質な奴が多いから。
四輪も、普段から補機類の交換やメンテは自分で行っている。だから、車検整備でも見積もり内容を精査する。
横着ユーザーなら、業者は素人相手に面倒を避けるため説明してもうるさいだけだから、業者も面倒くさいので安全を見越す。で、金がかかる。(2018/08/27 11:12)

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大型バイクはマニアからの購入時の登録、改造申請を自分で行い、継続車検も自分で行っている。
四輪は3台もあって面倒くさいので信頼の置ける業者で。
自分でやってみれば分かるが、大型バイクの車検費用は1,700円+申請書購入費数百円。
自賠責13,000円少々 重量税5,000円これだけ。
これをバイク屋に出すと、5-10万円となる。
しかし、車検予約し、当日3回までしか再受験できない中落ちて翌日になると、自賠責1ヶ月分追加が馬鹿高いから、事前整備をしっかり行って置くことは業者としては至極当然。
ついで商売も当然入る。

日本人はクレーマーが多いから、車検後2年間無故障って思い込むし。

自分のバイクは普段から専用の整備小屋を作って、かなりのメンテまで自分でするし、息子が2級整備士なので重要保安部品の整備は再点検してもらう。
趣味なら楽しいが、商売となるとやっぱり数万円は欲しいだろうね。
車検整備が必要か? 自分でやってみれば分かると、2年間で光軸ずれるし、光量も低下する。
各部の緩みも結構出る。
普段整備費けちる人も多いから、歯止めにはなっているだろう。
結構しっかり点検されるね。 
今回車検場の人に聞いた話だけど、一回目は不法改造車で受けて落ちると、替え玉再受験してくるそうな。
世の中悪質な奴が多いから。
四輪も、普段から補機類の交換やメンテは自分で行っている。だから、車検整備でも見積もり内容を精査する。
横着ユーザーなら、業者は素人相手に面倒を避けるため説明してもうるさいだけだから、業者も面倒くさいので安全を見越す。で、金がかかる。(2018/08/27 11:12)

最近、英国の自動車雑誌を読み始めました。日本のその手の雑誌と違って、技術的な記事、ビジネスマンレビューなど、豊富な視点からの記事が多く面白いです。その中に中古車バイヤーズガイドがあり、英国人は古いクルマを修理して長く乗るのが好きなようで、ちょっと反省させられました。で、中古車で重視されているのはヒストリー、つまりメンテナンスの履歴書で、これがあるなしで価格も随分と違います。やはりメンテナンスが重要という認識ですね。なので、強制的なメンテナンスもそんなに悪くないと思いますが、現代のクルマの品質を考えると日本の場合は品質過剰だと思います(欧州的にはオイル交換2.5万km程度です。街乗りはシビアコンディションとかエクスキューズがいわれますが、ほんとかなと思います)。あと、他の方も指摘されているように税金ですね、やはり。これは異常です。取りやすいところから取るということでしょうが。豊田さんに期待したいと思います。JAFには期待できないので。(2018/07/31 09:46)

車検制度の不透明性は、この制度の当初からの問題で、早急に改革が必要。特に昨今の若年層にとどまらない「クルマ離れ」の誘因になっていると考えてもよい。そもそも、シロート、知らない人が損をするシステムになっていることが、知れ渡っていること自体、前時代的。同じ程度の車の車検でも、良識のある修理屋なら数万円で済むものを、ボッタクリ系外車ディーラーになると数十万円になることも珍しくない。無論、交換した部品ごとにお金がかかるのは当たり前として、その必然性、妥当性など、工賃含めて、決め事がなされていないのが根源になっていて、また不良店の収益源にもなっている。しかるべき機関が介入して、早急に改善すべき。そうでなければ、クルマを買って維持するのが、バカバカしい行為に見えてくる。。(2018/07/31 08:39)

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