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「謎解き」体験で若者呼び込むSCRAP

リアル脱出ゲームで新企画続々

  • 浅松 和海

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2018年12月6日(木)

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 密室などから謎を解いて脱出する体験型の「リアル脱出ゲーム」で若者の支持を拡大している。人気アニメやゲームとの共同企画も数多く展開。新しい分野とのタイアップに向け準備中だ。

(日経ビジネス2018年10月1日号より転載)

人気アニメともコラボ
「名探偵コナン」や「進撃の巨人」など人気アニメとのコラボ企画も多く、原作ファンもうまく取り込んでいる

 公安警察が優秀な一般人の協力者を採用するため、極秘裏に行っている試験。参加者が最終試験に集まると、会場が何者かに乗っ取られてしまう。試験用に用意されていた模擬爆弾は本物とすり替えられ、爆発までのカウントダウンが始まる──。イベント制作を手掛けるSCRAP(スクラップ、東京・渋谷)が開催する「リアル脱出ゲーム」の1シーンだ。

 リアル脱出ゲームは、参加者同士でチームを組み、様々な謎や暗号を解きながら、牢獄や密室から脱出を試みる体験型のゲーム。冒頭のイベントは、人気アニメ「名探偵コナン」とコラボした「公安最終試験からの脱出」だ。

 参加者の多くは20~30代。「見る画面を分担しよう」「この人が怪しい」。会場ではチームの中で、そんな会話が飛び交う。お互いの知恵を合わせたり、作業を分担したりすることで、いかに素早く謎を解いていけるかが脱出成功へのカギになる。テレビゲームでは味わえないリアルな連係プレーや緊張感が魅力だ。

クリア率はわずか1割

DATA
SCRAP
2008年設立
本社 東京都渋谷区千駄ケ谷
5-20-4
資本金 300万円
代表 加藤隆生
売上高 24億5800万円
(2018年12月期)
従業員数 102人
事業内容 イベント制作、広告制作、音楽製作、番組制作協力、店舗運営
全国の都市にイベント会場を拡大
●スクラップの売上高推移
注:2011年2月期は9カ月の変則決算

 2018年9月現在では、約80種類の企画を開催中。東京をはじめ全国9都市16カ所に持つ自社会場や、貸しスペースを使って展開している。参加料は企画によって異なるが、3000~4000円程度。やや高めの設定とあって客層は社会人が中心だ。これまで延べ380万人もの客を集めた。18年2月期の売り上げは24億5800万円。過去5年で6倍という急成長を遂げている。12年ごろから海外にも本格的に進出し、米国やシンガポールでもゲームを開催。ファンを世界に広げている。

 スクラップのゲームの特徴は、脱出に成功できるのがわずか数%~1割程度という難易度の高さだ。謎解きというゲームの性質上、基本的に1つのゲームには1度しか参加できない。このため別のゲームでリベンジしたいというリピーターが多い。

 脱出ゲームは、極端な言い方をすれば、謎を記した紙と場所があれば作ることができる。一見、参入障壁が低い事業のように見えるが、加藤隆生代表は「ゲーム製作は単純なものではない。謎を作るのは簡単だが、それらを企画の物語のなかにうまく落とし込むのにノウハウが必要」と話す。

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