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【第13回】「メンテナンス婚」の勧め

結婚は、企業の合併や業務提携のようなもの

  • 深澤 真紀

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2008年2月14日(木)

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 ここまで恋愛関係について長くお話ししてきましたが、今回は「結婚を考える恋愛関係」のメンテナンスについて見ていきます。

 例えば結婚後の家事育児の分担については、今でも女性が悩む大きなテーマですから、恋愛関係の時から考えておく必要があります。

 ここで大切なことは、自分や相手の欲望や適性を「マーケット」としてとらえて、そのうえでどうしたいかという「プロジェクト」を考え、お互いに「プレゼンテーション」しながら結婚への関係を作っていくということです。

 家事や育児をやってほしいけれど、その適性があまりない(得意ではない)相手の場合、プロジェクトやプレゼンテーションには困難が多いものです。

 例えば、洗濯という家事について考えましょう。相手に洗濯してもらう場合、洗濯物を上手に干せないので、乾いた時にシワシワになってしまったとします(それでも、相手が洗濯をしてくれたことには変わりはありません)。

 もし「洗濯物がシワになるのは嫌だ」と思うなら、それは、あなた自身の「欲望」であることを自覚することが大事です。また「相手がシワシワの洋服を着ているのを見るのが嫌だ」と思ったとしても、結局は自分の欲望です(相手は、自分の着ている服がシワシワでもかまわないかもしれません)。

 また、「この人に洗濯してもらうと、シワシワにしてしまうかもしれない」と分かっていながらやってもらった場合は、自分にも責任があるのです。とはいえ、自分が悪いというわけではありません。洗濯のシワについて、あなたはどうしたいかを考えるべきなのです。

 この場合の選択肢はたくさんあります。
(1)シワにしたくない物は、クリーニングなど外部サービスを利用する(この時の料金負担についても相談する)
(2)シワにしたくない自分の洗濯物は、自分で洗う(相手の物がシワシワなのはかまわない)
(3)シワにしたくない物は、自分の物も相手の物も自分で洗う(相手の物がシワシワだと、自分も嫌な思いをするから自分でやるしかない)
(4)洗濯物がシワシワでも我慢して、相手に洗濯してもらう(相手が洗濯という家事をしてくれることの方が大事)
(5)洗濯物がシワにならない方法を、相手に根気よく教える(この時は、自分のために、相手の苦手なことをやってもらうのだということを忘れない)

 どれを選ぶのであっても、大事なことはその動機なのです。

コメント3件コメント/レビュー

結婚4か月目の30女です。「洗濯のシワについて、あなたはどうしたいかを考えるべきなのです。」現在のわたしのモヤモヤがすっきりしました。わたしの旦那はまさにシワシワな服でも平気な男子。つきあい方のヒントをいただきました。ありがとうございました。次回も楽しみにしています。(2008/02/14)

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結婚4か月目の30女です。「洗濯のシワについて、あなたはどうしたいかを考えるべきなのです。」現在のわたしのモヤモヤがすっきりしました。わたしの旦那はまさにシワシワな服でも平気な男子。つきあい方のヒントをいただきました。ありがとうございました。次回も楽しみにしています。(2008/02/14)

メンテナンス婚という発想に共感しました。互いを無理せず大きな進展よりも消耗していくことをセーブする。夫婦関係は難しい。会社のように上手く割り切りもできず関係は常にアナログです。その中でもwin-winの関係でいきたいですね。(2008/02/14)

結婚して十数年、筆者の提言には自分の日頃の実感にとても近いものがあります。共働きで、家事育児も分担が進んでいるわが家ですが、夫の結婚観は『結婚=オレ×2』の世界で止まっているようなところがあります。そんな彼に向かって数年前、「私の人生ってなんだろう。ときどき自分が株式会社“あなた”に吸収合併されたように感じることがある」と言ったところ、相手もさすがにはっとしていたようでした。今も相変わらず、ハードネゴや営業トークを使い分けながら、お互いにストレスの少ない生き方を手探りしているような関係ですが、記事を参考に、良好な提携関係を維持していきたいと思っています。(2008/02/14)

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