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「専業主婦が楽、という誤解は捨てるべき」と育児パパ

究極のワークライフバランス夫婦とは?

  • 白河桃子

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2009年4月28日(火)

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 未曽有(最近は、ミゾユウとかミゾーユと読むらしい)の世界的不況の中、活況なのはどうも婚活市場だけのようだ。「コンカツ」をタイトルにしたドラマもNHKとフジテレビ系の2本がスタートして、婚活のハウツーをどんどん紹介してくれているし、実際にお見合いパーティーや結婚情報サービスへの参加も増えている。

 婚活ブームのうえに、さらに追い打ちをかけたのがリーマンショックだ。

 「リーマンショック以降、20代女性が婚活市場に参入しています。どう思いますか?」という取材を、立て続けに受けている。実際に調べてみると、大手結婚情報サービスなどでも「婚活ブームで30~40代の女性会員が増え、さらにリーマンショック以降、20代女性の会員が増えています」という。

 合コンセッティングサービス会社も「婚活ブームで、女性の会員が激増して、今までイベントをやると6:4ぐらいの割合で男性が多かったのに、今は女性の数が上回った」と報告。「不況だから、早く結婚して安定したい」という女性たちの心理が、このような現象を起こしているのだろう。

これからの時代は「結婚=安定」ではない

 しかし「結婚=安定」という図式は、これからの時代、かなり困難になりそうだ。リスクが多い時代だからこそ、2人で「リスクを分散」するためにカップルになるというなら、まだ分かるけど…。

 しかし、日本で戦後長らく続いた「男は仕事、女は家庭」の「役割分担夫婦」以外のロールモデルをまだ見いだせないのが、現代の迷える婚活男女である。アラフォー世代で、「対等夫婦」として頑張っているところはあるが、下の世代から見ると「大変そう」「ストレスが多そう」と見える。「頑張っているのに、報われていない」ように見えてしまうのが、先駆者であるアラフォー世代のつらいところ。

 「対等な夫婦は幸せではない」という調査結果もある(『対等な夫婦は幸せか』勁草書房 )。そんな上の世代を見て、20代女性の専業主婦志向は強まっている。さらに「専業主夫になりたい」と言う男子学生まで出てきている。

 でも、これからの時代、専業主婦は「リストラの心配」「会社の倒産危機」「離婚の可能性」の「リスク3重奏」を抱えることになる。

 どこかに、幸せな「対等夫婦モデル」はいないだろうか?

 そこで思い出したのが、以前にもこのコラムに登場してもらったワークライフバランスカップルT夫妻(ともに20代、妻が2歳年上)。専門職の2人は同じ会社で働き、給料は同額、家事も互いに協力している。家事分担が不公平にならないようにするコツは、「“よーいドン”で一緒に家事をし、しない時は一緒にダラダラする」というものだそうだ。

 一緒に働き、一緒に家事をし、一緒にダラダラする。…実にバランスのいい仲良し夫妻で、知っている限り最もストレスがない「対等夫婦モデル」である。

 2人に子供が生まれて、約10カ月になる。「子供が生まれたら、自分の中のOS(基本ソフト)を入れ替えないといけない」と、父親支援のNPO法人(特定非営利活動法人)、ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也氏も言っている(参考記事はこちら)。子供が生まれた後の、2人のワークライフバランスはどうなったのか? 

 一時期でも、「片方が育児、片方が仕事」と、2人のバランスは大きく違ったものになるはずだ。理想のワークライフバランスの行方が気になって、久々に2人を訪ねてみた。

 「実は妻が陣痛の時に、僕も腰が痛くなって苦しんだんですよ」と、のっけから驚きの出産体験を語ってくれた夫のS氏。つわりがうつる、という話は聞いたことがあるが、「妻の陣痛がうつった夫」の話は初めて聞いた。妻が苦しめば夫も苦しむ…。どこまで「対等」な夫婦なのだろうか?

 出産後は、妻Tさんが産休を取得した後に職場復帰して、その後3カ月の育児休業を取得したのは夫のS氏である。

コメント10件コメント/レビュー

子供をちゃんと育てたいから、専業主婦を選ぶ層を無視してはいけない。収入がどうこう、生活の安定性がどうこうの問題ではない。20代の専業主婦志向は、自分が共働きで育てられた反動で、自分の親を反面教師にしているのではないか?それについての考察が必要。(2009/04/29)

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子供をちゃんと育てたいから、専業主婦を選ぶ層を無視してはいけない。収入がどうこう、生活の安定性がどうこうの問題ではない。20代の専業主婦志向は、自分が共働きで育てられた反動で、自分の親を反面教師にしているのではないか?それについての考察が必要。(2009/04/29)

現在夫37才、妻32才、子2才ですが、T夫妻ととてもよく似た感じで10年以上楽しんでいます。お互い相当の仕事人間でもあるのでいつも綱渡りで、身体的には疲弊しがちですが、精神的にはとても満足しています。プライベートも仕事同様に充実していると思います。ワークライフバランス夫婦は、いざ結婚、いざ育児、という段になって目指せるものじゃない気がします。それぞれ自分の、さらには夫婦としての価値観やライフスタイルを明確に確立されていなければ、そもそもそれを目指そうとは思わないでしょうし、夫婦間・世間にあってそれを維持するのも難しいと思います。さらに、物理的な選択肢の幅もある程度必要になると思うので、そういう意味では、生活能力や市場価値などなど、自分をどれだけ装備してきたか、し続けているのか、ということにも関わってくるかと思います。(2009/04/29)

家事代行サービスとかです安いですから、利用できるものは利用して、自分たちでやる家事を減らして、二人で仕事すればいいのではないでしょうか。(2009/04/28)

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四方 修 元マイカル社長