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英語で「がんばります」は要注意?

「お先です」「お疲れさま」も英訳不能

2013年6月12日(水)

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 前回、このコラムで「和文を作るな」「子供に話すように文章を作ってみよう」というアドバイスをしました。ある意味、英訳問題を自分で作っているわけですから、回答者、つまり自分に易しい言葉で考えればいいのです。これまで左手に和英辞書という方は、ぜひ和英辞書を引く前に、自分の言いたいことがもっと簡単に言えないか考え直してみてください。

 でも、そんなの無理だよと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。基礎的な英語能力は確かに必要です。おそらく日本人の場合、大学受験の時期が英語知識(これは使いこなす能力とは異なります)の最高点で、社会人になってすぐに英語を使うような仕事につかない限り、最終試験日の翌日から衰退が始まっています(失礼!)。

 「TOEICは意味が無い」という方もいますが、私の場合は社会人になって衰退してしまった基礎英語能力を呼び戻すExerciseとして使えるのではと思っています。650点を獲得できれば、その英語知識の範囲で十分ビジネス英語をカバーできるはずです。もし、英語が必要なプロジェクトにアサインされているのに、まだ650点に到達していない場合は、がむしゃらに勉強して650点が2回以上連続して取れるレベルまで持っていきましょう。

 ご推薦できる傾向と対策の本があればと渋谷の某本屋に行ってみたのですが、あまりにも多すぎてあきらめました。こちらの勉強も積み重ねが重要ですから、毎日少しずつでもできる、自分に合いそうなものを選んでみてください。

「High Context」と「Low Context」

 さて、今回のケースに入る前に、少し「High Context」と「Low Context」のカルチャーの違いについて考えてみましょう。詳細な説明については、Webで検索いただければと思いますが、簡単に説明しますと、High Contextは、以心伝心、あうんの呼吸が通じる文化。それに対してLow Contextは、きちんと言葉で説明しないと通じない文化ということになります。

 グローバルプロジェクトではいろいろな国や文化の人が参加していますので、Low Contextに合わせることをお勧めいたします。誰がいつまでに具体的に何をするのかということを伝えないと、「このようなことを期待しているのだろうな……」などと気を回してくれないので、おそらく仕事は出来上がってこないでしょう。

 日本人から見るとレベルの低い話と思われるかもしれませんが、こんな経験があります。

コメント7件コメント/レビュー

そうですね、確かにビジネス英語は日本語より具体的ですね。もちろん婉曲表現はありますが、主語と述語の関係は常に明確なので、「頑張ります」のような「誰が何をするのかよくわからない」表現はあまり聞かないような気がします。当方、非英語国の外資勤務ですが、皆さん、英語はぺらぺらではありますが、それでも文章はシンプルという気がします。あまり難しい表現は使わないので、Sophisticatedにこういう意味があるとは初めて知ったくらいです。分詞構文も話し言葉としては相応しくないようで、下手に使おうものなら相手に聞き返されるなんてことになるので使わなくなりました。私の話し方にメリハリがなく、理解しづらいせいもあるようですが、これで更に文章がシンプルに。そうそう、ぜひ取り上げていただきたいのは、この「話し方」です。他人のことは言えた義理ではないのですが、私達の世代は「ネイティブ発音命」で、とにかくネイティブ並みの発音&文法が尊ばれていました。しかし、現実のビジネス社会では、発音も文法もどうでもよくて、声の大きさとメリハリ命なのです。日本人はこの点を分かっていない人が多く、「話せない」「英語が下手」と誤解されているような気がします。大事なのは「下手でもメリハリの聞いた声で話す」ということなのですが、「美しい発音と正しい文法」の呪縛から逃れられずに大きく損をしているのではないかと思いますので。(2013/06/12)

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「英語で「がんばります」は要注意?」の著者

岡田 英雄

岡田 英雄(おかだ・ひでお)

グローバル人材育成アドバイザー

テキサス州立大学電子工学科を卒業後、日本IBMに入社。その後、複数の金融パッケージソフトウエア会社の日本進出にかかわる。シスコシステムズにも在籍。数々の海外プロジェクトのマネジメントを経験。現在、日本企業のグローバリゼーションに貢献するサービスを企画。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

そうですね、確かにビジネス英語は日本語より具体的ですね。もちろん婉曲表現はありますが、主語と述語の関係は常に明確なので、「頑張ります」のような「誰が何をするのかよくわからない」表現はあまり聞かないような気がします。当方、非英語国の外資勤務ですが、皆さん、英語はぺらぺらではありますが、それでも文章はシンプルという気がします。あまり難しい表現は使わないので、Sophisticatedにこういう意味があるとは初めて知ったくらいです。分詞構文も話し言葉としては相応しくないようで、下手に使おうものなら相手に聞き返されるなんてことになるので使わなくなりました。私の話し方にメリハリがなく、理解しづらいせいもあるようですが、これで更に文章がシンプルに。そうそう、ぜひ取り上げていただきたいのは、この「話し方」です。他人のことは言えた義理ではないのですが、私達の世代は「ネイティブ発音命」で、とにかくネイティブ並みの発音&文法が尊ばれていました。しかし、現実のビジネス社会では、発音も文法もどうでもよくて、声の大きさとメリハリ命なのです。日本人はこの点を分かっていない人が多く、「話せない」「英語が下手」と誤解されているような気がします。大事なのは「下手でもメリハリの聞いた声で話す」ということなのですが、「美しい発音と正しい文法」の呪縛から逃れられずに大きく損をしているのではないかと思いますので。(2013/06/12)

指示があいまい・誤りがある場合に「指示を出した上司に非がある」とする文化と「あくまで部下に非が有る」とする文化との違いがあると思います。そのため、部下側はあいまいな指示のままでもその場ではそのまま受け取らざるを得ず、それを補うために途中で適宜確認してゆくという防御的な作業フローが出来上がっています。ホウレンソウが大事だとされるのもこのためです。上司側も指示を明確にすると上司側に誤りがあることが明白になってしまうので、あいまいな指示を好むようになります。あいまいなまま伝わっているのではなく、後から補って何とかするのが日本のスタイルです。以心伝心・あいまいな指示というのは同じですが、それで「伝わっている」というのも違っているように思ったので。本題とは違ってますね、ごめんなさい。(2013/06/12)

レベルが高すぎてついていけない。(2013/06/12)

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