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でかくて速いハイブリッド車、“無理め”なレース参戦にトヨタらしさを見た

  • 浜田 基彦

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2006年7月20日(木)

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「十勝24時間レース」に出場した「レクサスGS450h」。後ろは優勝したポルシェ911GT3。こんな本気モードのクルマと戦うなんて無茶だ

 レースを見に十勝へ行った。「4週間前のディーゼルに続き、ハイブリッドまで優勝」なんてことになったら、歴史的瞬間を見逃すからだ。万が一だけど。

 7月16~17日、トヨタ自動車は「十勝24時間レース」にハイブリッド車「レクサスGS450h」を出場させた。結果は17位。予想は大きく外れた。こんなに速いとは、いや、まさか完走するとは。

 立派なものである。18位はホンダの「インテグラ」、19位は三菱自動車の「ランサーエボリューション」、以下ホンダの「NSX」、「S2000」。もともと速く走るために生まれてきたような車種ばかりである。快適にお客様を運ぶ「GS450h」とは成り立ちが違う。

 レクサスは場違いに巨大で、身のこなしもゆったり。実測で1685キログラムはあったという。「狼の群に迷い込んだ羊」のようだ。車種の選択を間違ったのではないか。

ハイブリッドの電気が足りない

ピット作業。予備のハイブリッドユニットまで持ち込んだが、使う機会はなかった

 しかも「GS450h」はFR(前部エンジン後輪駆動)だ。十勝のサーキットというのはパキパキとしたコースで、半径25~75メートルというきつめのコーナーを直線で結んだものだ。大平原に市街地サーキットがあると思えばよい。

 当然、ハーフスロットルでジワジワとコントロールする時間は短い。走り方もパキっとしている。全開で加速するか、全力で制動するかである。どちらかのペダルを床まで踏みっぱなしだ。

 ハイブリッドシステムに食わせる電気は、回生ブレーキで発電する、部分負荷時にエンジンを余分に回して発電する…のどちらかで作る。十勝のようなコースで部分負荷がないのなら、回生ブレーキに頼るしかない。

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