連載

介護敗戦記~母の介護は果てなき後退戦だった

それは事実否認から始まった

連載|第1回 危機管理上の大失敗

2017年7月7日(金)

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(イラスト=モリナガ・ヨウ)

 同居する母の様子がおかしいとはっきり気がついたのは、2014年7月のことだった。「預金通帳が見つからない」と言いだしたのである。

 一緒に探すと通帳はいつものところにあった。やれやれと思うと数日後にまた「預金通帳がない」という。繰り返しているうちに、最新の年金振込のまるまる1回分が引き出されているのに気がついた。こんな大金を一気にまとめて引き出すというのは尋常ではない。

 財布そのほかを見せてもらっても、お金はない。聞いても「記憶にない」。どうなったのかは今でも不明だ。おそらくは家のどこかにあるのではないかと思うのだが。

 1934年、昭和9年生まれの母、このとき80歳である。

日経ビジネス2017年7月10日号 82ページより

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