連載

気鋭の経済論点

流通全体の効率化に寄与 戦略的なコスト負担議論を

RFID技術の活用

2017年7月14日(金)

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三次 仁(みつぎ・じん)
慶応義塾大学環境情報学部教授

1987年東京大学大学院・工学系研究科修了、NTT(日本電信電話)入社。NTTコミュニケーションズを経て、2016年から現職。専門は無線タグシステムの情報技術。

 製造業に比べて生産性の低さが指摘されてきた流通小売業界で、IT(情報技術)を生かす取り組 みが進んでいる。商品管理を効率化する手段として注目を集めるのがRFID(Radio Frequency Identification)。電子タグのデータを読み書きする非接触型の認識技術だ。

 商品管理の手段として主にこれまで使われてきたバーコードとの最大の違いは、読み取りの手間を大幅に削減できる点にある。バーコードは1枚1枚を読み取り機の真正面に持 ってくる必要があった。一方、電波を使うRFIDはスキャナーと呼ばれる読み取り機と商品との間に障害物があっても読み取り作業ができる。電波は障害物の後ろまで回り込む性質があるためだ。まとめて情報を読み込めるため、1秒間に100枚以上の一括処理も可能となる。

 扱う情報量が多いのも利点だ。標準的な電子タグの情報量はアルファベット換算でおよそ60文字分。これは一般的なバーコードの約5倍に相当する。商品の種類ごとだけでなく、商品一つひとつにそれぞれ個別のID(個体識別)番号を割り振ることができ、商品管理の精度を高められる。

日経ビジネス2017年7月17日号 80~81ページより

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