連載

気鋭の経済論点

多様な働き方に見合う評価を

働き方改革を阻む旧弊は不要

2017年10月20日(金)

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伝統的な人事評価制度は、仕事と生活のバランスの取り方や価値観の多様化に向き合えずにいる。技術の進歩によって、仕事やそこで求められるスキルの定義さえ変わってくる。評価の在り方を再考すべきだ。

江夏幾多郎[えなつ・いくたろう]
名古屋大学大学院経済学研究科 准教授

2003年一橋大学商学部卒。09年同大学にて博士号(商学)取得。11年より現職。著書に『人事評価の「曖昧」と「納得」』(NHK出版)。

 企業経営における人事評価の目的は、公正な評価によって従業員の仕事への意欲や組織への帰属意識を高めたり、従業員の成長を促したりすることにある。評価者(上司)が被評価者(部下)を公正に評価して、その結果を正確にフィードバックできれば、仕事に対する意欲を引き出せるだろう。だが、上司と部下の双方が納得できる評価を実施するのは非常に困難なのが実態だ。

日経ビジネス2017年10月23日号 78~79ページより

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