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堤 清二 先見と誤算|西武・セゾンが問いかけるもの(第9回)

同床異夢の「西武はひとつ」

2018年1月19日(金)

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ホテルなど異母弟・義明の事業領域に攻め入り対立は決定的になった。その義明は証取法違反事件で自壊し西武鉄道グループから追放される。裁判で創業家の権利を訴えた清二は、かつて憎んだ父を許し始めていた。

堤清二(つつみ・せいじ)
(写真=村田 和聡)
1927(昭和2)年、東京都出身。東京大学卒業後、父親で衆議院議長だった堤康次郎の政治秘書を経験。54年に西武百貨店入社、66年に同社社長。父が築いた西武鉄道グループから独立した西武流通グループ(セゾングループ)を育て上げた。91年グループ代表を辞任。経営者時代から、辻井喬のペンネームで詩集、小説などを多数執筆。2013年に86歳で死去。

 神奈川県の「鎌倉霊園」という広大な墓地の一角に、西武グループ創業者、堤康次郎が眠る墓があった。

 毎年、4月26日の命日には、西武鉄道やコクドなどグループ幹部と、総帥の堤義明がそろって集まることになっていた。義明の実弟である堤猶二は証言する。

 「僕がセゾングループに行った後も、しばらくは出ていたんですよ。だけどセゾンがホテル西洋銀座を開いて、インターコンチネンタルホテルを買収し、その辺で、ついにもう来るなみたいな。おまえは敵だ、みたいになってしまった」

日経ビジネス2018年1月22日号 60~63ページより

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