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堤 清二 先見と誤算|西武・セゾンが問いかけるもの(最終回)

綱渡りの生涯、光は見えたか

2018年1月26日(金)

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死を覚悟して最後に出した詩集で、綱渡りの生涯だったと振り返った。苦闘しながらも事業に理念を注ぎ込み、新たな価値を社会にもたらした。世界初の無印ホテルが中国に18日開業。堤の思想の普遍性が試される。

堤清二(つつみ・せいじ)
(写真=村田 和聡)
1927(昭和2)年、東京都出身。東京大学卒業後、父親で衆議院議長だった堤康次郎の政治秘書を経験。54年に西武百貨店入社、66年に同社社長。父が築いた西武鉄道グループから独立した西武流通グループ(セゾングループ)を育て上げた。91年グループ代表を辞任。経営者時代から、辻井喬のペンネームで詩集、小説などを多数執筆。2013年に86歳で死去。

 「いまとてもつらい状況にあります。しかし、もう一度、何か一緒にやりましょう」

 堤清二にこんな内容の手紙を書いたのは、ダイエー創業者の中内㓛。2005年に他界する数年前のことだ。堤の側近によると、毛筆で書かれた長文の手紙だったようだ。

 巨額負債と本業不振からダイエーは1990年代後半、深刻な経営難に陥った。中内は失意の中、2000年に会長を退任、翌年には取締役からも退いた。

日経ビジネス2018年1月19日号 78~81ページより

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「綱渡りの生涯、光は見えたか」の著者

鈴木 哲也

鈴木 哲也(すずき・てつや)

日経ビジネス副編集長

日本経済新聞社で小売業、外食のほかビール、化粧品、衣料など消費財関連を幅広く取材してきた。03~07年はニューヨークに駐在。企業報道部デスクなどを経て、15年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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