PROLOGUE

編集長の視点

FTも驚く日本型労働 幸之助さんから学ぶこと

2017年6月2日(金)

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 取材先の帰宅時や出勤時をつかまえて話を聞くため深夜早朝に家に張り込みに行くことをマスコミでは「夜討ち朝駆け」「夜回り朝回り」などと言います。欧米にはこんな働き方はなく英フィナンシャル・タイムズ(FT)の人間に話すと「クレイジーだ」と目を丸くします。

 私が駆け出しの新聞記者だったころは先輩に「記者の基本は夜回り朝回り、そして夜回り朝回り」と教えられました。夜回りが終わって帰宅しシャワーを浴びて一服していると、もう朝回りのための車が迎えに来ている、なんてことも珍しくはありませんでした。

 が、それももう、かつての話。今では上司や先輩から「早く帰れ」としつこく言われ、「仕事にならない」との愚痴が現場から聞かれるほどです。

日経ビジネス2017年6月5日号 3ページより

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