PROLOGUE

有訓無訓

塚本 喜左衛門[ツカキ・グループ社長]

2017年7月21日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

経験値を結晶化させ、原理原則を後世につなぐ
それが「三方よし」

 あれは1995年の阪神大震災のさなかですわ。先代の親父が言うんです。「人間、こういう時に援助を差し伸べるもんや。取引先が倒産するかもしれないからといって、商品を取り返しに行ったりしてはならん。今、一番必要なのはタオル、せっけん、瀬戸物の食器や。タオルなんて雑巾代わりにいくらでもいる。すぐに発送しなさい」

(写真=菅野 勝男)

 私らもつい、「送ったって、すぐには着かんで。橋が倒壊してえらい時なのに」と言ってしまいます。でも、親父も譲らん。「そんなもん、腐るもんであるまいし。はよ送れ」

 結果的に、親父の言う通りでした。得意先から、「なんでこんなんのが必要だと分かったんや。ちょうどいるところだった」と喜ばれまして。これが近江商人ですわ。

日経ビジネス2017年7月24日号 1ページより

この記事は
日経ビジネスDigital(雑誌デジタル版)」の有料記事です。
ログインすることで全文をお読みいただけます

日経ビジネスDigital
無料体験(7日間)に申し込む
無料ポイントで読む

すべての有料記事が7日間読み放題

日経ビジネスオンライン会員(無料)
の方は、月3本までお読みいただけます。

申し込み初月無料。月初がお得!

「有訓無訓」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスDigitalトップページへ