PEOPLE

敗軍の将、兵を語る

地元優先で赤字意識弱く

花野賀胤氏[徳島市観光協会事務局長]

2018年4月20日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

「阿波おどり」を主催する徳島市観光協会が、徳島市から破産手続き申し立てを受けた。 累積赤字が4億3600万円に達し、市は赤字解消は困難と判断。他の団体に主催させることを決めた。協会側の事務局長は「誠に遺憾。市の決定には不明瞭な点が多い」と困惑を隠さない。

[徳島市観光協会事務局長]
花野賀胤氏

1962年生まれ。大学卒業後、日本旅行や近畿日本ツーリストにて勤務し、支店長などを歴任。旅行業界での経験を生かし、観光誘致をしてほしいとの要請を受けて、2016年7月に徳島市観光協会に入り、同月から現職。55歳。

SUMMARY

徳島市観光協会破産の概要

2017年11月、徳島市と弁護士らが、徳島市観光協会の累積赤字の状況について調査を開始。調査結果を基に、赤字解消は困難と判断。18年2月9日に市は協会に清算手続きの意思があるかを確認した。協会が理事会で存続を決めたため、3月1日に市は徳島地裁に協会の破産手続きの開始を申し立て、3月29日に徳島地裁が手続き開始を決めた。

 徳島市から破産手続きの申し立てを受けたことは、誠に遺憾です。地元の皆様には、お騒がせし、ご心配をおかけして申し訳ないという気持ちです。

 確かに、当協会の累積赤字が4億3600万円にまで増えてしまった点は、赤字に対する認識が甘かった部分があったのかもしれません。まず、「徳島経済を盛り上げる重要なイベントを主催する団体自身が、過剰に利益を追う必要があるのか」という思いがありました。このため、協会の阿波おどり事業は1996年から2004年まで毎年1000万円を超える赤字を出し続けていたものの、強い危機感はありませんでした。

日経ビジネス2018年4月23日号 76~77ページより

この記事は
日経ビジネスDigital(雑誌デジタル版)」の有料記事です。
ログインすることで全文をお読みいただけます

日経ビジネスDigital
無料体験(7日間)に申し込む
無料ポイントで読む

すべての有料記事が7日間読み放題

日経ビジネスオンライン会員(無料)
の方は、月3本までお読みいただけます。

申し込み初月無料。月初がお得!

「敗軍の将、兵を語る」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスDigitalトップページへ