PEOPLE

敗軍の将、兵を語る

お客様の愛に甘えすぎた

稲葉直寿氏 [鹿児島相互信用金庫理事長]

2018年7月13日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

職員による定期積み金の着服や、業務目標達成のための「浮き貸し」行為が相次いで発覚した。「職員をかばう被害者も多く、事件を不法に内部処理することが常態化してしまっていた」と語る。地域と顧客との信頼関係を掲げていた信金にとって思わぬ落とし穴となった。

[鹿児島相互信用金庫理事長]
稲葉直寿氏

1943年、鹿児島市生まれ。66年、鹿児島経済大学(現・鹿児島国際大学)卒業後、鹿児島相互信用金庫に入庫。営業開発室長などを経て、97年に理事に就任。2006年に副理事長。09年より現職。

SUMMARY

鹿児島相互信金の不正の概要

鹿児島相互信用金庫は昨年12月、職員3人の着服事件について、法に定められた金融当局への届け出義務を果たしていなかったと発表した。第三者委員会の調査の結果、さらに20人が着服や不正な貸し付けに関与していたことも今年4月に判明した。こうした不正に該当する金額は2001年以降で計5億3800万円に上った。

 慶応義塾大学と連携した地域おこし研究所の発足など、鹿児島相互信用金庫は超地域密着・超顧客密着を掲げ、地元に根差した経営を続けてきたと思っています。預積み金残高も九州の信金でトップクラスで、低金利にあえぐ地方の信金も多い中、まずまずの業績を上げてきました。

 行政からもこうした経営体制に激励の声を頂いていただけに、皆様の信頼を失墜させる今回の不祥事は大変情けなく、申し訳なく思っています。

日経ビジネス2018年7月16日号 78~79ページより

この記事は
日経ビジネスDigital(雑誌デジタル版)」の有料記事です。
ログインすることで全文をお読みいただけます

日経ビジネスDigital
無料体験(7日間)に申し込む
無料ポイントで読む

すべての有料記事が7日間読み放題

日経ビジネスオンライン会員(無料)
の方は、月3本までお読みいただけます。

申し込み初月無料。月初がお得!

「敗軍の将、兵を語る」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスDigitalトップページへ