EPILOGUE

賢人の警鐘

古森重隆[富士フイルムホールディングス会長・CEO]

2017年9月22日(金)

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PROFILE
富士フイルムホールディングス会長・CEO。1939年旧満州国生まれ。63年東京大学卒業、富士写真フイルム入社。2003年6月代表取締役CEO就任。写真フィルムに依存した事業構造を大転換した。
(写真=的野 弘路)

「 『正しく勝つ』のが企業の使命。正しくない行為は許されない」

 人間をはじめ生物は皆、何らかの争いや競争をしながら生き延び、生き続け成長している。生きることは戦うことだと言ってもいい。その戦いには勝ち、生き続けなければならない。少なくとも負けてはいけない。しかし人間は知性や倫理、優れた価値観を持つ、ほかの生物とは違った特別な存在であり、誇りや尊厳にかけたふさわしい戦い方が要求されている。暴力や嘘、トリックではなく、国家や企業は自身が持つ正しい価値をもとにオープン(開かれた)、フェア(公正)、クリア(透明)に正しい手段で戦うことが要求されている。

 九州で育った私は、子供のころ、両親から「曲がったことをするな」「卑怯なまねはするな」「正直であれ」「弱い者いじめをするな」「人様に迷惑をかけるな」「負けて泣くな」「姿勢を正しくせよ」等、繰り返し教わった。結果として私自身は今までの人生で、それを守り、オープン、フェア、クリアに戦ってきたし、生きてきたつもりである。

日経ビジネス2017年9月25日号 116ページより

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