EPILOGUE

往復書簡

2017年10月6日(金)

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減点主義をやめ、人事制度刷新を

「特集 もう銀行はいらない」(9/18号)

 銀行も生き残りを懸け、一部で先進的な取り組みを始めたようだ。しかし保守的で挑戦をしない企業文化の彼らが、本当に道を切り開けるのか疑問だ。私は50行以上の地方銀行と長年お付き合いしているが、彼らの忠誠心や実務能力の高さに感心する一方で、責任回避能力の高さには舌を巻いている。減点主義の人事制度がある限り、誰が笛を吹いても、銀行員は踊っているふりをするだけだろう。逆に全ての銀行が人事制度を刷新し、挑戦ができ、失敗が許される制度に転換すれば、持ち前の能力が良い方向に発揮され、おのずと道は開けるのではないか。

匿名希望(東京都、会社員、55歳)

編集部から

 銀行員のサラリーマン人生は、新人時代から段階的に選別が繰り返されます。入行から3カ所目までの配属先を見れば、その行員の先のキャリアを想像するのはあまり難しくありません。何より、彼らが最も自覚しています。同期も多く、失敗しないよう振る舞うのが多くの銀行員にとって“最も賢い”行動様式になるのは、現状では無理もないように思います。しかし、旧態依然とした「銀行」の必要性は低下しています。メガバンクや地域金融機関が「金融サービス業」になると宣言していますが、実現にはまずトップダウンで人事・評価制度を根本的に変えるしかありません。リスクを取って挑戦した人間が正当に評価されるようにした時に、銀行業界は特集で指摘したような“生活習慣病”から脱することができるのだと思います。

/杉原 淳一

日経ビジネス2017年10月9日号 107ページより

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