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編集長インタビュー

私流最強ガバナンス論

御手洗冨士夫氏[キヤノン会長CEO(最高経営責任者)]

2018年4月27日(金)

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2016年12月、東芝の医療機器子会社の買収が完了。悲願だったカメラと事務機以外の新たな事業が育ち始めた。82歳の名経営者がガバナンスの極意を語る。

(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

(写真=竹井 俊晴)
PROFILE
[みたらい・ふじお]1961年中央大学法学部卒、キヤノンカメラ(現キヤノン)入社。米国法人のキヤノンUSA社長を経て93年キヤノン副社長、95年に社長。2006年、日本経済団体連合会(経団連)会長就任を機にキヤノン会長に。10年まで経団連会長を務め、12年にキヤノン会長兼社長。16年から現職。ラグビーワールドカップ2019組織委員会会長、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会名誉会長も務める。大分県出身。82歳。

社長がくるくる代わるのは日本の悪弊。
人は育つものであって、育てるものじゃない。

 問 カメラと事務機が中心だった事業構造がだいぶ変わってきていますね。

 答 私が社長になった1995年はアナログ時代でしたが、カメラもプリンターもかなり成熟産業というか、(市場が)サチュレート(飽和)していたんです。そこにデジタル革命が到来し、買い替え需要が広がった。これ、大ブームだったわけですよ。地球上のカメラがアナログからデジタルに代わるわけですから。うちはそれに乗っかって、8期連続の増収増益を果たしました。

 でも、私はそのときからこれは必ず終焉が来ると思っていたんです。だって、買い替え需要ですから。買い替えが終わったら終わる。だからピークのときに衰退の予兆を感じ取れ、そういうセンシティビティーを持て、と自分に言い聞かせていたんです。もっと成長力のある産業へ事業を転換しなければならないと、ずっと考えていました。

日経ビジネス2018年4月30日号 68~71ページより

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