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編集長インタビュー

脱・造船、101年目の決意

田中孝雄氏[三井造船社長]

2017年7月7日(金)

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川崎重工業との経営統合破談から4年。今年は創業から101年目。製造主体からエンジニアリング会社への転換で生き残りを図る。来春には持ち株会社化、社名から「造船」を消す。

(聞き手は 本誌編集長 東 昌樹)

(写真=北山 宏一)
PROFILE
[たなか・たかお]1950年生まれ。福島県出身。73年東北大学工学部卒、三井造船入社。船舶用エンジンの技術者として玉野事業所に長く勤務。2007年取締役。機械・システム事業本部長、経営企画部門及び人事総務部門担当を経て、13年から現職。18年4月に発足する持ち株会社「三井E&Sホールディングス」の社長就任予定。

お客様がもうかるという視点でビジネスをしないと。
単なる製造ではもう利幅はとれません。

 問 2018年4月に持ち株会社化します。組織改革の狙いは何ですか。

 答 意識改革です。既存事業を持ち株会社の下で『船舶・艦艇事業』『機械・システム事業』『エンジニアリング事業』に分割するだけで、会社の事業領域そのものは変わるわけではありません。ただし、今後は各事業に損益だけでなく、バランスシートを強く認識させます。そうなれば、債務超過になって悠然と生活することはできないはずです。

 経営と執行を分けることで、事業執行のスピードも上がりますよね。経営側もグループ全体でどこが成長し持続可能なのか、よく見極めて経営資源を配分する。その際、選択と集中じゃなくて、撤退と集中というマインドで進めます。国内市場は成熟しています。これからも伸びるのであれば、海外しかない。今の形態のままだと、成長しないんじゃないかと思っています。

日経ビジネス2017年7月10日号 72~75ページより

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