SPECIAL REPORT

不意打ち解散総選挙 メイ英首相の深謀

かすむEUの未来

2017年6月2日(金)

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テリーザ・メイ英首相が解散を突然発表してから約1カ月半 。英国の下院選挙が6月8日に迫った。与党保守党の勝利が予想されており、EU離脱交渉を前に安定政権を築きたいメイ首相の思惑は達成されそうだ。ただ、交渉が2019年の期限までに妥結する可能性は低い。早期の選挙はこれを考慮したものでもある。

「強く、安定した英国を作る」と訴える英国のテリーザ・メイ首相(写真=WPA Pool/Getty Images)
英下院選挙
6月8日に実施される。単純小選挙区制を採用。有権者登録を済ませている18歳以上の英国民が投票する。定数650のうち、与党保守党は現在330議席を持つ。2011年施行の「議会任期固定法」に基づき、5年ごとに5月の第1木曜日に実施される。ただし、内閣不信任案が可決されるか、下院の3分の2が前倒しに合意すれば、期日より前の総選挙が可能となる。メイ首相は後者を選び、本来は20年5月の予定だった選挙を3年前倒しして実施することを決めた。

 「離脱交渉で妥協するくらいなら、何も合意しないで離脱した方がましだ」。5月18日、英国のテリーザ・メイ首相は聴衆に訴えかけ、欧州連合(EU)と対決する姿勢を鮮明にした。

 6月8日の下院選挙まで残り約3週間。この日、メイ首相は党首を務める与党・保守党の選挙公約を発表した。スローガンは「強く、安定した英国を作る」。法人税率の引き下げ、労働者の権利拡大、電気ガス料金の上限設定など強い英国を目指すために不可欠とする政策を次々と掲げた。

日経ビジネス2017年6月5日号 56~59ページより

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