SPECIAL REPORT

「社会の分断」は企業が防ぐ

外国人社員への正しい接し方

2017年9月1日(金)

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労働スキルを学ぶため来日した外国人技能実習生の失踪が相次いでいる。このままでは不法残留者が増え、日本の治安に影響が及ぶとの声も少なくない。暗躍するブローカー、誘惑を仕掛ける不法滞在者ネットワーク……。失踪の背景は様々だが、受け入れた日本企業にも責任があるのは明らかだ。実習生に限らず外国人社員を本気で定着させるには、想像以上に細かな工夫が欠かせない。外国人社員への正しい接し方を企業がしっかり身に付けることは、今後、深刻化しかねない外国人流入による「社会の分断」を防ぐことにもつながる。

関東近郊の繁華街の中には、外国化が進むエリアも増えてきた(写真は本文とは関係ありません)(写真=ZUMAPRESS/アフロ)

 「卡拉OK」「网吧」「麻辣火鍋」と延々立ち並ぶ外国人向け飲食店の看板、日本人客は1人もいない“アジアの香り”でむせ返る食品スーパー……。異国情緒などという生ぬるい言葉では形容できないほど外国化したエリアがJR京浜東北線A駅の周辺にある。

 深夜に現地に赴くと“よそ者”の侵入を警戒する視線が飛んでくる。歩いてほどなく、ごみの散乱で通行不能になった歩道に突き当たった。カラスが生ゴミを散らかしてできた残飯の山が異臭を放っている。壁には、今や少数派となった“原住民”が書いた「○○人は収集日以外にゴミを捨てるな!!」との張り紙。エリア内に入って初めて目にする日本語だ。

日経ビジネス2017年9月4日号 44~48ページより

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