SPECIAL REPORT

品質管理の「万能薬」

日産・神鋼・タカタの問題で脚光浴びるトレーサビリティー

2017年11月10日(金)

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メーカーで相次ぐ品質管理の不祥事で、日本のモノ作りへの信頼が揺らいでいる。転落を食い止めるには、トレーサビリティーの仕組みを早急に導入することが欠かせない。「万能薬」となり得る仕組みを導入する際には「優先順位をつける」などの工夫も必要だ。

無資格者による完成検査が発覚した日産自動車では、EV(電気自動車)の「リーフ」などを生産する追浜工場などの稼働を一時停止した

 東京モーターショーのプレスデー期間だった10月25日、東京ビッグサイトの会議室。日産自動車の星野朝子専務執行役員は、9月末に公表した同社の無資格者による完成検査問題を受け、沈痛な面持ちでこう切り出した。

 「ほとんどのクルマの登録を止めているので、いつカムバックできるか(分からない)。10月は(販売に)ダメージがあったけれど、11月以降はどうなるか……」。普段の自信に満ちた話しぶりは鳴りを潜め、終始、弱々しい声で弁明を続けた。

製造現場での不祥事が頻発

 日産、SUBARU(スバル)、神戸製鋼所……。最近頻発する製造現場での不祥事は、会社の屋台骨を揺るがしかねない大問題に発展する可能性もある。

日経ビジネス2017年11月13日号 48~52ページより

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