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新社長の独白

野村 博[大日本住友製薬社長]

2018年7月13日(金)

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医薬品だけではもはやダメ15年先を見た経営を始める

野村 博[ のむら・ひろし ]
1957年、千葉県生まれ。81年東京大学経済学部卒、住友化学工業(現住友化学)入社。2008年に大日本住友製薬に入社、12年に取締役、18年4月から現職、60歳。(写真=的野 弘路)

 住友化学に新卒で入社し、長らく経理畑を歩みました。経理というと細かい事務処理をイメージするかもしれませんが、合併や買収など「億円単位」が動く、ストラテジックな経理をずっと担当してきました。

 2008年に大日本住友製薬に転じた後は、米国子会社や経営企画、開発や人事などを幅広く経験。今から振り返れば、社長を託すために意図的に育成してもらったのだと思います。

 直前は代表取締役専務というナンバー2でしたが、社長とは全く重みが違います。トップはあらゆることを自分で決める必要があります。次元が異なる難しいポジションだと改めて痛感していますが、育ててもらった恩を返すためにはやらざるを得ません。当社を10年間率いた多田正世・前社長と比べると、まだ影が少し薄いのは自覚していますが、私は私の色を出していくだけです。

日経ビジネス2018年7月16日号 84ページより

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