CULTURE

BOOK 話題の本、注目の本

詩人・谷川俊太郎氏と向き合う

THIS WEEK'S THEME 詩

2017年11月24日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 詩というものが何となく偉いという感じは、詩が面はゆいものだという気持ちとつながって、人々を詩から遠ざけてきた。

 私も谷川俊太郎さんの詩は教科書で目にしたけれど、スルーしてきた。あまりに簡単な言葉だったから? それとも世界はこう感じ取るべきだという押し付けを感じたから?

 ある日、書店で手にした彼の詩集にすごく淫らな言葉を発見してから、気持ちが変わった。詩を読むことは個人的な行為だ。その性的な表現は、ふわふわの白パンをかみしめたときの舌触りや、おしっこをしたいと思う気持ちに似て、おかしく自然なものだった。

 『詩人なんて呼ばれて』は、尾崎真理子さんが、谷川さんのところに17回も通って作ったもの。文芸ジャーナリストの尾崎さんは、谷川作品を細部まで読み込んでいて、文学史や大勢の作家、詩人たちの作品と人生、パーソナリティーに驚くほど通じている。そして今回、谷川さんからも、多くのものを引き出すことに成功してしまった。

日経ビジネス2017年11月27日号 107ページより

この記事は
日経ビジネスDigital(雑誌デジタル版)」の有料記事です。
ログインすることで全文をお読みいただけます

日経ビジネスDigital
無料体験(7日間)に申し込む
無料ポイントで読む

すべての有料記事が7日間読み放題

日経ビジネスオンライン会員(無料)
の方は、月3本までお読みいただけます。

申し込み初月無料。月初がお得!

「CULTURE」のバックナンバー

一覧

「詩人・谷川俊太郎氏と向き合う」の著者

三浦 瑠麗

三浦 瑠麗(みうら・るり)

国際政治学者、東京大学政策ビジョン研究センター講師

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスDigitalトップページへ