時事深層

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仮想通貨で強奪被害相次ぐ

手口が巧妙化、海外では誘拐も

2018年1月17日(水)

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年明け早々に、仮想通貨取引所でハッキングによる不正出金被害が発生。価格の高騰とともに犯罪者の手法が巧妙化、過激化している。利用者保護の視点に立った、業界全体での取り組みが求められている。

(写真=Andrew Brookes/Cultura/Image Source RF/amanaimages)

 「知らないうちに仮想通貨が出金されている」

 1月7日の朝、個人投資家A氏は仮想通貨取引所「Zaif」から、ビットコインが出金されたとのメールが届いているのに気が付いた。だが、出金時刻は未明でA氏は就寝しており身に覚えがない。慌ててスマートフォンでZaifの口座を確認したところ、資産総額がほぼゼロになっていた。A氏はビットコインのほか数種類の仮想通貨を保有しており、総額は円換算で100万円以上。その全てがビットコインに換金されて根こそぎ不正出金されていたという。

 IT(情報技術)エンジニアでもあるA氏は、取引に使用するパソコンとスマートフォンのセキュリティー対策には万全を期していたつもりだった。ログインや送金をする際に、専用アプリで都度生成されるパスワードが必要になる2段階認証という高度なセキュリティーも設定していた。

日経ビジネス2018年1月22日号 8~9ページより

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