時事深層

INDUSTRY

百貨店、3年ぶりプラスの内憂

2017年の全国売上高から浮き彫り

2018年1月31日(水)

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全国の百貨店の売上高が、3年ぶりに前年比でプラスに転じた。しかし、店舗閉鎖分を数値に反映した「全店ベース」では4年連続で減少が続く。婦人服不振など百貨店の構造問題は解決しておらず、再生には抜本的な改革が必要だ。

今年も年明けからのセールは好調だったが、百貨店の構造問題は解決していない(写真=dowell/Getty Images)
化粧品と宝飾品以外は軒並み苦戦
●全店ベースの百貨店売上高と商品別増減率
注:日本百貨店協会調べ

 前年比で3年ぶりのプラス──。日本百貨店協会がまとめた2017年の全国百貨店売上高は、前年比0.1%増となった。

 だが、この「前年比」はあくまで既存店が対象で、現時点で残っている店を比べた数字をまとめている。つまり、閉鎖した店舗があった場合は、比較対象からその分を引いたうえで計算する。

 一方、閉鎖した店舗を含めた「全店ベース」で比較すると、前年比0.4%の減少で、5兆9533億円。4年連続でマイナスとなっており、百貨店の業況が回復してきたとは言い難いのだ。

日経ビジネス2018年2月5日号 16~17ページより

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