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垣間見える危機感の薄さ

川崎重工、新幹線台車の亀裂問題

2018年3月7日(水)

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昨年12月に発覚した新幹線のぞみの台車の亀裂。大惨事寸前のトラブルの端緒は川崎重工業にあった。台車を製造する際に鋼材を削りすぎていたことが判明。現場で適切な管理がなされていなかった。川重の社長や担当役員は報酬を一部返上するが、それで事態を終息させるつもりなら、あまりにも危機感が薄い。

2月28日に神戸市で開いた記者会見で謝罪する川崎重工の金花社長(右)ら(写真=共同通信)
下はクレーンで撤去される問題の台車(2017年12月、名古屋駅)(写真=共同通信)

 西日本旅客鉄道(JR西日本)の博多発東京行きの新幹線のぞみの台車で大きな亀裂が見つかった昨年12月のトラブル。脱線など大惨事につながりかねない「重大インシデント」(国の運輸安全委員会)の端緒は、川崎重工業の製造工程にあった。

 川重の2月28日の発表によると、台車枠を構成する主要な2つの部品をくっつける際に、鋼材にわずかな凹凸があり、溶接しやすくするために、鋼材を削っていたという。もっとも、削ることが許されるのは、0.5mmまで。

日経ビジネス2018年3月12日号 18ページより

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