時事深層

実践! 働き方改革

個人で探る「時短」の方法

味の素(9)

2017年6月7日(水)

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今年4月1日から所定労働時間を1日7時間15分に縮めた味の素。日が暮れるにはまだ早い午後4時半に終業時間を迎えることになった。目指すのは欧米企業並みの「1日7時間労働」。社員一人ひとりの自主性が目標達成のカギを握る。

食品事業本部家庭用事業部の羽藤耕一郎さんは総実労働時間が減り、週末にラグビーのコーチを務めるように(写真=左:都築 雅人)

 夕暮れ時に買い物客でにぎわう都内のスーパー。1人のスーツ姿の男性が、店内を見渡しながら、買い物客の様子を探っていた。うまみ調味料「ほんだし」のマーケティングや事業管理を担当する食品事業本部家庭用事業部の羽藤耕一郎氏。新商品の開発には、「売り場の状況や主婦がどんな食品を手に取るのかを知ることが欠かせない」と考える羽藤氏は帰宅前にスーパーに立ち寄ることを日課としている。

 羽藤氏がこんな「寄り道」ができるようになったのはここ数年のこと。それまでは午後8時、9時までの残業も当たり前だった。それが今では午後5時には退社する日々。味の素が2014年度から全社的に取り組んできた「働き方改革」が羽藤氏を“変えた”。

日経ビジネス2017年6月12日号 22~23ページより

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