時事深層

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「社債バブル」に潜むリスクの芽

マイナス金利の余波

2017年7月12日(水)

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高水準の社債発行が続く。市場では「2017年は過去最高に迫る」との声も出始めた。投資家の運用難が社債の利回りを押し下げ、企業側に有利な調達環境を生み出している。日銀のマイナス金利政策が生んだ起債ブーム。群がる投資家は将来のリスクにどこまで対応できるのか。

金利先高観が起債を後押ししている
●社債発行の総額と銘柄数
出所:アイ・エヌ情報センター

 2017年の社債発行額が過去最高を更新する勢いだ。金融情報サービスのアイ・エヌ情報センターによれば、17年上半期(1~6月)の社債発行額は、5兆7058億円だった。このペースが続けば、16年の10兆6163億円を超えるのは確実。過去最高だった1998年の12兆6429億円に迫る可能性があるとの声も市場では聞かれ始めた。

 4月に1500億円を発行したブリヂストン、6月に1000億円を発行したNECなど大型の起債が相次ぐ。リクルートホールディングスやヤフーなど、初めて社債を発行する会社も目につく。ただ、中には「低金利のうちに資金を手当てしてしまおうとするものも目立つ。前向きな投資につながるとは考えにくい」とある市場関係者は首をかしげる。

日経ビジネス2017年7月17日号 13ページより

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