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東芝を追い込むWDの焦燥

半導体メモリー事業売却で訴訟合戦

2017年7月19日(水)

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半導体メモリー事業の売却を巡り、東芝と米ウエスタンデジタル(WD)の関係が悪化している。強気の姿勢を貫くWDだが、メモリーの製造を東芝に依存している構造は変わらない。WDが2兆円超で買収した米サンディスク。その価値を握っているのは東芝との合弁契約である。

WDがフラッシュメモリーの生産を任せている東芝の四日市工場(三重県四日市市)

 半導体メモリー事業の売却を巡り、泥沼の訴訟合戦に陥っている東芝と米ウエスタンデジタル(WD)。東芝は産業革新機構を中心にした「日米韓連合」との優先交渉を決めたが、協業先のWDは事業売却の差し止めを申請。7月14日にカリフォルニア州の上級裁判所で審理が開かれたが判断は7月28日の再審理まで先送りされた。

 差し止め請求が認められれば、「日米韓連合」との交渉は暗礁に乗り上げることが必至だった。その点で言えば最悪の事態こそ避けられたが、来年3月までの事業売却に向けて綱渡りの状況が続いていることに変わりない。

日経ビジネス2017年7月24日号 12~13ページより

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