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WDの最後のとりでは「同意権」

東芝メモリ争奪に敗れても抵抗の理由

2017年11月1日(水)

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メモリー事業の売却を巡って東芝との対立を深めている米ウエスタンデジタル(WD)。強気を貫くミリガンCEOとは対照的に、ここまでの経緯は東芝側の優勢だ。同意権を巡る解釈に希望を見いだすが、もくろみ通りに進むかは予断を許さない。

東芝とのJV契約の継続が、WDの成長戦略を大きく左右する(写真=Bloomberg/Getty Images)

 強気な発言は焦燥の裏返しなのかもしれない。

 「JV(合弁会社)契約に基づいて、2018年、19年にチップ供給を35~45%増やすという当初の計画に引き続き自信を持っている」

 10月26日、17年7~9月期決算発表後のアナリスト向け説明会で、米ウエスタンデジタル(WD)のスティーブ・ミリガンCEO(最高経営責任者)は語気を強めた。東芝メモリの争奪戦で米ベインキャピタル陣営に敗れた後も、対立姿勢を崩さないWD。東芝との係争を続けることで、フラッシュメモリーを調達できなくなるのではないか──。そんな市場の懸念を打ち消すための発言である。

日経ビジネス2017年11月6日号 13ページより

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