時事深層

INSIDE STORY

日産に巣食う本当の危うさ

ゴーン氏逮捕で見えた

2018年11月21日(水)

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仏ルノー・日産自動車・三菱自動車の会長を兼ねるカルロス・ゴーン氏が報酬を過少申告した容疑で逮捕された。カリスマ経営者の突然の失脚。今後の日産の経営への影響は計り知れない。ただ、ゴーン氏個人の不正行為ばかりを責められない。日産にはリーダーの権力を助長させる危うさがある。

(写真=竹井 俊晴)
3社連合を率いて権力を増幅
●ゴーン容疑者と日産自動車の歴史
1999年日産がルノーと資本提携、ゴーン氏が日産のCOOに就任。経営再建策「日産リバイバル・プラン」発表
2000日産の社長に就任
2001日産の社長兼CEOに
2005ルノーの社長兼CEOも兼務
2009ルノー会長も兼務
2010日産・ルノーが独ダイムラーと資本提携
2016ルノー・日産・三菱自動車連合が発足。三菱自の会長に
2017日産の社長を退任、会長に

 それは突然の知らせだった。仏ルノー、日産自動車と連合を組む三菱自動車の益子修CEO(最高経営責任者)に日産の西川広人社長兼CEOから第一報が入ったのが11月19日夕。ルノー・日産・三菱自の会長を兼ねるカルロス・ゴーン氏が東京地検特捜部に逮捕されたと告げられたという。「驚きました。残念な気持ちもある」。同日夜、取材陣の前に現れた益子氏はこう語った。

 提携先の三菱自ばかりか、日産のほとんどの社員があまりに突然の出来事に驚いた今回の逮捕劇。ゴーン氏には報酬を約50億円過少申告した容疑がかけられている。虚偽の記載をした有価証券報告書を関東財務局に提出した金融商品取引法違反の容疑だ。

日経ビジネス2018年11月26日号 10~11ページより

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「日産に巣食う本当の危うさ」の著者

菅原 透

菅原 透(すがわら・とおる)

日経ビジネス副編集長

1995年早稲田大学理工学部卒業、同年、日本経済新聞社入社。科学技術部、産業部(現・企業報道部)を経て広州支局、上海支局。製造業や中国の産業動向を追いかける。2017年4月から日経ビジネス副編集長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

北西 厚一

北西 厚一(きたにし・こういち)

日経ビジネス記者

2000年、日本経済新聞社に入社。地方部、政治部、運動部、企業報道部、大阪経済部で勤務し、18年4月から日経ビジネス編集部に。自動車など製造業全般を担当、得意分野はスポーツビジネス。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

小平 和良

小平 和良(こだいら・かずよし)

日経ビジネス上海支局長

大学卒業後、通信社などでの勤務を経て2000年に日経BP社入社。自動車業界や金融業界を担当した後、2006年に日本経済新聞社消費産業部に出向。2009年に日経BP社に復帰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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