特集 世界で勝つ! ロビー活動

PART 4

「大義」を掲げて切り拓く

ミャンマーに見る新興国の攻め方

2018年1月26日(金)

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巧みな交渉術で政策や基準作りに影響を与える欧米でのロビー活動。制度や規制が未整備の新興国が多いアジアでは違うアプローチが求められる。

五常・アンド・カンパニーの子会社、マイクロファイナンス・デルタ・インターナショナルが昨年末に開いたワークショップ。借り手の代表が集い、歌や踊り、寸劇まで披露して一体感を高める

 ミャンマー最大の経済都市、ヤンゴン。中心地からクルマを数十分も走らせれば、雑草が生い茂る原野と簡素な木造住宅が密集する地域が現れる。そんな中にある、トタン屋根の商店や飲食店が軒を連ねる小さな商店街。何十年と変わらぬミャンマーの典型的な街並みに映るが、経済発展の波は確実に訪れていた。

 携帯電話のアクセサリーやかみたばこを売るヌエヌエトンさんは2015年に初めて金融機関から融資を受け、店舗を構えた。その隣で雑貨屋を営むヌエヌエウェンさんも同じ融資サービスを利用して商品数を増やし、さらにその隣で飲食店を営むテンテイジーさんも昨秋、同じように資金を得て店内に置くテーブルと椅子をそろえた。

飲食店を営むテンテイジーさんも融資で店にテーブルと椅子をそろえ、メニューの数も増やした。「次は屋根も新しくして、もっと店を立派にしたい」と意気込む
融資を受けて携帯電話のアクセサリー店を開いたヌエヌエトンさんは不安定な夫の収入を補って生活を支える。

日経ビジネス2018年1月29日号 38~41ページより

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