特集 社長解任

PART3

「政変」の代償 苦闘続く新体制

セブン&アイ、鈴木帝国終焉から1年

2017年7月7日(金)

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2016年春、四半世紀にわたってグループを率いた鈴木前会長がトップを退いたセブン&アイ。本人は「辞めさせられたわけではない」と話すものの、退陣を企てた勢力は確かに存在した。それから1年余り。新体制は負の遺産と向き合いながら、新たな統治の確立に苦闘している。

2017年3月、セブン&アイのグループ合同入社式では井阪氏が伊藤名誉会長の隣に着座し、経営トップの交代を印象づけた(すべて敬称略)(写真=伊藤順朗氏:Imaginechina/アフロ、松本氏:時事、村田氏:柚木 裕司、伊藤邦雄氏・鈴木氏:的野 弘路、王将:bee32/Getty Images)

 2016年8月末。鈴木敏文前会長の突然の退任表明から約5カ月後、東京・四ツ谷にあるセブン&アイ・ホールディングス本社には、コンビニエンスストアやスーパーなど、傘下の事業会社トップが集結していた。開かれていたのは同社恒例の「グループ戦略会議」。各社がそれぞれの経営計画を持ち寄り、グループの成長にどうつなげていくのかを話し合う年に1度の重要会議だ。

 この日、百貨店事業を担うそごう・西武の松本隆社長(当時)はとりわけ気合いが入っていた。持参した発表資料に、大型投資を伴う攻めの施策を盛り込んでいたからだ。「そごう神戸店の全面リニューアルに着手したい」。松本社長はそう意気込んだという。

 1933年に開業したそごう神戸店は、JR三ノ宮駅に直結する黒字店舗だ。ただ建物や館内設備は古い。95年に阪神大震災に見舞われてからは、近隣にある大丸神戸店との収益力の差も目立つようになっていた。

日経ビジネス2017年7月10日号 34~36ページより

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