特集 もう迷わせない! 消費多様化の終わり

PART 2

商品数、少ないほどよい

「豊富な品ぞろえ」の幻想

2017年7月28日(金)

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メニューは1種類という専門店や飲食店が増えている。大手メーカーやチェーン展開する小売業でも 商品を絞り込む動きが出始めた。思い切って選択肢を減らすのも「迷わせない」ことにつながる。

東京・自由が丘にある「BAKE CHEESE TART」。ガラス張りの店舗は一目見ただけでチーズタルトの店と分かる。平日でも客足が途絶えることはない(写真=栗原 克己)

 7月中旬、昼下がりの東京・自由が丘。平日とは思えないほど、お客の出入りが絶えない洋菓子店があった。

 幅5mほどのショーケースに並べられているのは、よりどりみどりの商品の数々……ではなく、端から端まで、陳列されているのは焼きたてのチーズタルトのみ。来店客に選択肢はない。「6個入りください」「今日はひとつだけ」。それで注文が完了する。

 「他のスイーツ屋さんにも足を運ぶが、迷ってしまって結局ベーシックなものを買ってしまう。1種類だけというのは、買い物する立場からも楽」。チーズタルトを購入して店から出てきた20代の女性はそう話す。

日経ビジネス2017年7月31日号 32~35ページより

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