特集 挫折力 実録 8社の復活劇

1.クラシエ(旧カネボウ)

「もう、カネボウはいらない」

「大本営」経営からの脱却

2017年8月4日(金)

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 今年6月、東京・銀座の中華料理店にグループの主要役員が勢ぞろいした。そして、「クラシエ10年の歩み」という社史が公開された。

(写真=朝日新聞社)

 会が始まると、照明が消えて、映像が流れる。スクリーンには、クラシエの前身であるカネボウの歴史が映し出されていく。そして、破綻劇も。

 10年前、カネボウは実質、解体された。優良事業だった化粧品事業は花王に切り売りされ、「カネボウ」ブランドも持っていかれてしまった。

 残された事業は、日用品と薬品、食品の3事業だけ。

 「残留孤児」。売却事業から、ギリギリのタイミングで異動して会社に残った社員は、そう呼ばれた。

日経ビジネス2017年8月7日・14日号 24~26ページより

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