特集 独り負けニッポン漁業

PART2

官民一体で輸出3倍に ハイテク漁業のすべて

金持ち漁師国ノルウェー、成功の秘訣

2017年8月25日(金)

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サーモンやサバを世界中に輸出し、経済的に成功を収めたノルウェーの漁業。最新技術への集中投資や、乱獲を防ぐ国レベルの仕組み作りが実を結んでいる。長期的な戦略を欠く日本漁業にとって、学ぶべき点は多い。

養殖する100万匹のサーモンを管理するのは2人だけ。ハイテク技術の導入で省人化が進む(写真=永川 智子)
10年間で輸出額は約3倍に
●ノルウェーの水産物輸出額
出所:ノルウェー水産物審議会

 回転ずしの定番ネタとなったサーモン。その主力産地は漁業大国のノルウェーだ。漁業輸出額はこの10年で3倍に拡大した。そこには官民挙げての産業育成の戦略があった。

 同国西部に位置する、漁業都市ベルゲン。この地に本社を置くのが世界最大のサーモン養殖企業マリンハーベストだ。2016年の売上高は35億ユーロ(約4500億円)と同業2位に2倍の差を付ける業界の巨人。営業利益も7億ユーロ(約900億円)と日本の水産最大手マルハニチロ(17年3月期、263億円)の3倍以上もの水準を誇る。

日経ビジネス2017年8月28日号 34~37ページより

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