特集 謝罪の流儀2017

PART 1

「安全だから」は通用せず 日産、神鋼、失策の共通項

連鎖する不正発覚

2017年12月15日(金)

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度重なる記者会見、「釈明」に終始する態度、現場との溝を深める失言……。危機管理の基本である初動とメディア対応を誤った2社が払った代償は大きい。

(写真=左:Natsuki Sakai/アフロ、右:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 日産自動車、神戸製鋼所、スバル、三菱マテリアル、そして東レ──。9月末以降、大手製造業で品質管理に関わる不正の発覚が続いた。

●不正発覚後の経緯と経営陣の発言
神戸製鋼所 日産自動車
2016年6月に鉄鋼部門で発生したJIS法違反を受け、実施した自主点検で不正が発覚 8月末
9月
18~29日
国土交通省の立ち入り監査で不正が発覚
29日 国内6工場で無資格者が完成車検査を行っていたと公表
広報部長らが記者会見
10月2日 西川広人社長兼CEOが会見
「9月20日以降は100%認定検査員が行っている」
6日 約116万台のリコール届け出
10月16日の中期経営計画の発表を延期
アルミ・銅の品質データ改ざんを公表
梅原尚人副社長らが記者会見
10月8日
鉄粉・ターゲット材のデータ改ざんを公表
勝川四志彦常務執行役員らが会見
9月28日時点で把握していたが10月8日に公表しなかったことについて、「調査中だった。決して隠そうとしたわけではない」
11日
川崎博也会長兼社長が経済産業省の多田明弘製造産業局長と面会、謝罪会見
鉄鋼事業では鉄粉以外に不正は「ない」
12日
主力の鉄鋼事業で別のデータ改ざんを公表。川崎社長が会見
「昨日の段階で知っていた」と前言を撤回
「(9月以降の)自主点検で見つけていないという意味で申し上げた」
13日
19日 4工場で不正が継続していたと公表
国内6工場で出荷停止
西川社長と山内康裕CCOが会見
「課長から係長のコミュニケーションギャップが非常に大きい」
一部社員が自主点検に協力しない「妨害行為」があったと公表
梅原副社長らが会見
20日
21日 現場を指揮する係長と経営陣が意見交換
「役員や管理職の責任の方が重い」
25日 3万8650台のリコール届け出
安全性の検証状況を報告
外部調査委員会による調査開始
川崎社長らが会見
26日
18年3月期の最終損益を黒字から「未定」にすると発表 30日
11月8日 決算会見の冒頭で西川社長が謝罪
18年3月期の営業利益を下方修正
中期経営計画を発表
国内6工場で生産再開を発表
社内調査報告書を経産省に提出
川崎社長らが会見
11月10日
17日 社内調査報告書を国交省に提出
西川社長と山内CCOが記者会見
不正製品の納入先525社中496社で安全性を確認 12月8日
まで
外部調査委員会の調査報告書 年内めど

日経ビジネス2017年12月18日号 30~33ページより

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