世界鳥瞰

FRONTLINE シリコンバレー

棋士の次にAIが倒すのは誰か

2017年6月1日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

世界最強の囲碁棋士を破った米グーグルのAI(人工知能)技術。次なる標的は「データサイエンティスト」だ。人間に頼ることなくAIを進化させる「AutoML」が、その適用範囲を広げる。

シリコンバレー支局 中田 敦
1998年、日経BP社入社。日経コンピュータやITproの記者として、クラウドやビッグデータ、人工知能を担当。2015年4月からシリコンバレー支局長。
AutoMLを発表したグーグルのスンダル・ピチャイCEO (最高経営責任者)

 世界最強の棋士、柯潔(か・けつ)九段との三番勝負に、米グーグルが開発した囲碁AI「アルファ碁」が全勝した。その強さの秘密は「深層強化学習」にある。AIが自ら試行錯誤を繰り返すことで賢くなる「強化学習」と、神経回路を模した「ニューラルネットワーク」を多段に積み重ねる「ディープラーニング(深層学習)」とを組み合わせた技術だ。

 2016年3月に韓国人棋士のイ・セドル氏に勝利した当時のアルファ碁は、深層強化学習に加えて、人間の棋士が指した3000万件の棋譜を参考にする「教師有り学習」も併用していた。最新のアルファ碁は、棋譜に頼ることなく、深層強化学習だけで16年当時よりさらに強くなったという。

 深層強化学習を考案したのは、英国のベンチャー企業ディープマインドだ。グーグルは14年、設立4年に満たないディープマインドを5億ポンド(当時の為替レートで約850億円)で買収し、デミス・ハサビス氏をはじめとする研究チームを手に入れた。

日経ビジネス2017年6月5日号 94ページより

この記事は
日経ビジネスDigital(雑誌デジタル版)」の有料記事です。
ログインすることで全文をお読みいただけます

日経ビジネスDigital
無料体験(7日間)に申し込む
無料ポイントで読む

すべての有料記事が7日間読み放題

日経ビジネスオンライン会員(無料)
の方は、月3本までお読みいただけます。

申し込み初月無料。月初がお得!

「世界鳥瞰」のバックナンバー

一覧

「棋士の次にAIが倒すのは誰か」の著者

中田 敦

中田 敦(なかだ・あつし)

シリコンバレー支局

1998年慶應義塾大学商学部卒業、同年日経BP社に入社。ITproや日経コンピュータを経て、2015年5月からパロアルトに開設したシリコンバレー支局を拠点に、シリコンバレーの最新事情を取材中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスDigitalトップページへ