世界鳥瞰

元保安官への恩赦が示す暗影

2017年9月7日(木)

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人種差別的な捜査で有罪判決を受けた元保安官にトランプ大統領が恩赦を与えた。これは不吉な将来を暗示する。一つには、白人を擁護し、移民を排除する姿勢をトランプ氏がさらに強める恐れがある。また、ロシア疑惑の捜査が進めば、恩赦を頻発することがあり得る。自分自身への恩赦すら可能性を否定できない。

 ドナルド・トランプ米大統領の言動には「あまりにひどい。いくらなんでも今後これ以上のことが出てくることはない」と思いたくなるものが多い。だが同氏は常にその期待を裏切ってくれる。

 トランプ氏は8月初め、北朝鮮に対する核攻撃も辞さない姿勢を見せた。一方で北朝鮮は8月29日、ここ数年で最も脅迫的なミサイル実験を実施した。その間にも、白人至上主義団体のクー・クラックス・クラン(KKK)を擁護したと取られる発言をしたり、極めて人種差別的な捜査をしたとされる元保安官に恩赦を与えるという出来事があった。

 悲しいかな、9月には事態がさらに悪化すると予想される。そして10月が来る。まだかろうじてトランプ「政権」と呼ばれているものの崩壊は誰にも止められない。ましてトランプ氏には不可能だ。

日経ビジネス2017年9月11日号 91~92ページより

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