世界鳥瞰

中国ゾンビ企業の民営化始まる

2017年11月9日(木)

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“ゾンビ”と化した中国国有企業の代表格である東北特殊鋼を、民間企業が経営権を握り改革する。政治の影響はなお残るが、国が経営権を維持するこれまでの「混合所有」とは異なる。過剰設備を整理する政策に沿うもので、改革に向けた大きな前進だ。

 中国遼寧省が、赤字国有企業の民営化に乗り出した。同省は長年、これらの企業を補助金や低金利の融資で支えてきた。だが民間の力を利用することで財政負担の軽減を図る。この決定は、中国に何千とある同様の“ゾンビ企業”に対する処方の先例となるだろう。

 遼寧省は中国東北部に位置し、斜陽化した重工業地帯を抱える。ここに拠点を置く東北特殊鋼集団は、生産性が低く、多くの負債を抱え、赤字に苦しむ、数千に上る国有企業の代表格だ。これら“ゾンビ企業”は、国の支援頼みで生き延びてきた。10月、新たに選出された中国共産党の新指導部にとって、“ゾンビ企業”への対処は重要課題である。

 東北特殊鋼は昨年来、債務不履行を10回繰り返してきた。不履行となった債務の総額は70億元(約1200億円)、債権者の数は100を超える。同社は昨年10月、正式な破産手続きに入った。今年3月には董事長が自殺し、破産手続きには陰鬱な空気が漂っていた。

日経ビジネス2017年11月13日号 156~157ページより

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