世界鳥瞰

ファッション化する先端中国詣で

2017年12月14日(木)

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スマホ決済などの分野で中国は日本よりも進んでいる。そんな見方が広がりつつある。それに伴い、先端技術の実例を見るために中国を訪れる日本人が増えている。中国の今を知ることは必要だが、知った上で、日本の企業や産業がいかに変わるかがより重要だ。

上海支局 小平 和良
化学メーカーや通信社での勤務を経て、2000年に日経BP社入社。自動車や金融、流通業の取材を担当した後、14年4月から上海支局長。
上海のスーパーで顔認証決済が実用化された。中国の最新技術を体験しに来る日本人が増えている

 中国広東省深圳市で2000年代初頭から働き、現在は、電子製品の受託製造サービスを日本企業向けに提供する会社を経営するある日本人は、同社を訪れる日本人が増えていることをうれしく思う一方で、困惑してもいる。

 深圳は「世界の工場」から、ものづくり系スタートアップの聖地「中国版シリコンバレー」へと変貌を遂げた。先端都市としてメディアが取り上げる機会も増えた。それに伴って、中国の今を知る目的で深圳を訪れる日本人が増えている。

 この日本人経営者は、中国や深圳の実像を知ってもらえるのであればと、見学を受け入れ、自ら訪問者に説明をしてきた。最近は少なくとも週に2〜3組が同社を訪れる。1日に数組の訪問を受けることもある。

日経ビジネス2017年12月18日号 102ページより

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