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山本 直人(やまもと・なおと)

コンサルタント・青山学院大学講師

山本 直人

コンサルタント・青山学院大学経営学部マーケティング学科講師。慶応義塾大学卒業後、博報堂でクリエイティブ、研究開発、ブランドコンサルティング、人材開発を経て2004年に独立。キャリア開発とマーケティングの両面から企業を対象にした活動を行う。主著に「グッドキャリア」「話せぬ若手と聞けない上司」「マーケティング企画技術」など多数。
個人サイトはhttp://www.naotoyamamoto.jp
ブログはhttp://www.naotoyamamoto.jp/blog/

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

50歳で問われる生き方

40代は「組織の言いなり」「枯れ始め」に注意

2018年10月22日(月)

「50歳」の節目は、他の年齢とは違う何とも言えない「漠然とした不安」がまとわりつくことが多い。仕事の面でも、健康の面でも、じんわりと何らかの問題が生じているからだ。「自分は今のままでいいのか」「これからどう生きていけばいいのか」。そんなことを考えつつ、「人生の再構築」を検討するのが50歳だと言えよう。では、50歳前後で抱える不安や葛藤とはどのようなものなのか。どんな選択を迫られるのか。前回からの続きで、『50歳の衝撃 はたらく僕らの生き方が問われるとき』の著書である山本直人さんに詳しく聞いた。

山本 直人(やまもと・なおと)
コンサルタント・青山学院大学経営学部マーケティング学科講師。慶応義塾大学卒業後、博報堂でクリエイティブ、研究開発、ブランドコンサルティング、人材開発を経て2004年に独立。キャリア開発とマーケティングの両面から企業を対象にした活動を行う。近著に『50歳の衝撃 はたらく僕らの生き方が問われるとき』(日経BP社)。(写真:菊池くらげ)

前回『社外でも「会社ルール」を適用しようとする50代』からの続き

それぞれの世代で「やるべきこと」とは?

山本:20代は知識や経験をとにかく積むことが大事なので、最初の数年は何も考えずに目の前の仕事に没頭しましょう。学生時代に思い描いていた理想とかけ離れた現実が待っていて、不満も多くあると思いますが、とにかく仕事をして結果を出していくことに注力すべきです。

 30代が見えてきたら、「自分の得意なもの」「これだけは負けたくない」といったものを見つけることが大切です。30代はそれを磨く時期だからです。

 「これだけは負けたくない」と考えても、知識やスキルに関しては「上には上」がいますから、思い通りにいかないことが多々あるかと思います。「やりたいこと」と「できること(向いていること)」が違うケースもあるでしょう。

 ただ、30代の時期でないと「自分の武器」を磨くのは難しいと思います。40代になると、別のことで頭が一杯になってしまうので。

40代では何が気になるのですか?

山本:40代ともなると、本格的にマネジメントをすることが増えてきて、チームをまとめる仕事がメインになってくることが多い。そうなると、自分のために知識やスキルを磨く時間が思うように取れなくなります。「会社の意思決定機構」に本格的に組み込まれて、自由に動けなくなるのも40代の特徴です。

 また、上から指示されたことを部下に伝えるときも、「本当にこれでいいのか」「どう言えば伝わるか」などを考えるようになります。こうしたことを考えない上司は、部下から信頼されませんし、成果も出しづらくなる。

 ある程度の経験を積んだ40代は、リーダーであるかどうかにかかわらず、「組織」や「自分」、そして「仕事」を客観的に見て、様々な判断をしなくてはいけない時期を迎えているわけです。

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