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上泉 雄一(うわいずみ・ゆういち)

毎日放送アナウンサー

上泉 雄一

1969年2月9日生まれ。早稲田大学教育学部出身、1992年に毎日放送(MBS)入社。以来、スポーツ中継からバラエティ番組まで幅広いジャンルで活躍している。2008年にはJNN・JRN系列局の優れたアナウンサーに贈られるアノンシスト賞のグランダ・プレミオ(最優秀賞の中のトップ)を受賞。趣味は ランニング、ギター、読書、おしゃべりという2児の父。愛称『うわちゃん』。現在の担当番組はラジオが「上泉雄一のええなぁ!」、テレビが「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」

◇関連リンク
~オトナ度ちょい増しTV~おとな会
上泉雄一のええなぁ!

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

儲かりまっか?の経済学

忘れられた銘菓「おこし」がカワイくなって復活

2018年3月22日(木)

 関西ローカルながら、不思議な人気を持つテレビ番組「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」。そこでは、独自の手法で成功した会社などが取り上げられています。関西ならではの着眼点、ど根性、そしてユーモア、そのエッセンスを伝えていきます。
 最終回は、創業200年以上! 大阪が誇る老舗菓子メーカー「あみだ池大黒」の挑戦をお送りします(前回の記事はこちらをご覧ください)。

 こんにちは。大阪はMBS(毎日放送)のアナウンサー上泉雄一です。私は今「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」(水曜深夜0時59分から放送・関西ローカル)という番組の司会をしております。

 春は出会いと別れの季節。

 2年前にスタートしたこちらの連載も今回で一旦、中締めとの運びとなりました。
そこで、最後にご紹介したいお店は、これまたナニワらしいお店「ニューハマヤ」です。

 何せ今、大阪で「ダブダブ」といえば「ああ、あれね!」といわれることが多いメニューで、大阪の中心部に3店舗もあります。

 筆者が訪れたのは「ニューハマヤ北浜店」ですが、こちらのお客さまもほとんどの方がダブダブを注文されています。

 では、その「ダブダブ」とはどんなメニューかというと、甘辛く炒められたお肉とスクランブルエッグの組み合わせの焼肉定食。このお肉と玉子がともにダブルでお皿に盛られてくる、お肉ダブルに玉子ダブル、どちらもダブルでダブダブ! これが、大阪のビジネス街のど真ん中でビジネスパーソンの胃袋をわしづかみにしているのです。

お肉ダブルと玉子ダブルで「ダブダブ」です

 特にこの北浜店は一見、「ここで合ってますか?」というくらい、間口も狭く、ひっそりとたたずむお店ですが、ランチタイムは、中に入ると1階のカウンターは満席。2階に上がる階段にもお客様がずらりと並び、順番を待っています。

 しかし、ここは状況に手馴れた常連客ばかりで、食べては長居することなく皆様サッと席を立ち、入れ替わりも素早く4人掛けの席に仲良く相席いたします。席に着くや否や店員さんから聞かれる「ご注文は?」との問いに、ややかぶせ気味に「ダブダブ!!」とコール。

 もし、2秒でも「……どうしようかな?」的な間を見せると、「後で聞きに来ます!」と別の席に去っていかれます。大阪のビジネス街のランチタイムなのですから、時間が命! このあたりの「一秒を惜しむイラチ(せっかち)な感じ」もナニワ情緒としてお楽しみください。

 注文が通ると、早速テーブルにおひつがドーンと置かれ、程なく、お肉と卵、キャベツがガッツリ盛られたお皿、そしてお味噌汁がやってきます。とにかく、この醤油ベースでやや濃い目に味付けられたお肉とご飯の相性が抜群なんです。ご飯がおひつでやってくる理由がよくわかります。お肉と、玉子、キャベツのバランスを考えながら、ごはんをほお張り、お味噌汁を味わいます。

 さらには、テーブルにある、ソースやタバスコで少しずつ自身の好みの味に変えていきながら、これまたテーブルにある福神漬けをご飯に添えて食すと、おひつのご飯がみるみる減っていきます。これだけしっかり食べて900円はお値段もナニワ的でお値打ち。大阪人はイラチといわれていますが、その風土にぴったりなお店は、なぜかその味を求めて、無性にまた行きたくなってしまうのです。

 女性の読者は、もしかしたら量が多すぎるかな? とお思いかもしれませんが、女性客もこのダブダブを心ゆくまで味わっておられます。もちろん、日替わり定食など他のメニューもありますのでご安心を。

 ぜひ大阪に来られたときは「ニューハマヤ」にお立ち寄りいただき、「ダブダブ食べたよ!」と話のネタになさってください。

手土産大戦争時代におこしは?

 さて、「儲かりまっか? の経済学」が最終回に取り上げる会社は、大阪が誇る銘菓「粟おこし・岩おこし」の老舗「あみだ池大黒」をご紹介させていただきます。

 おそらく、いま読者の皆さまが感じてらっしゃる通り「いやいや、今どき手土産に『おこし』なんて……」と、お思いの方が多いことでしょう。

 それこそ、この連載の真髄。

 今や、日本はオシャレで話題性のある手土産が 次々登場する"手土産大戦争時代"。

 もちろん、伝統だけでは生き残ることはできません。

 あみだ池大黒のおこしの売り上げも、30年前のピーク時からおよそ半分に落ち込みました。

「あみだ池大黒」DATA
・創業  1805年
・年商  24億円(2017年4月1日現在)
・社員数 150人

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