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浅松 和海(あさまつ・かずうみ)

日経ビジネス記者

浅松 和海

2013年日本経済新聞社入社。整理部で2年間紙面編集をしたあと、証券部で化学業界や株式相場を担当。2017年4月から日経ビジネス記者に。ウリ科が苦手。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

記者の眼

店内カメラ700台、福岡で見つけた「未来の店」

2018年9月7日(金)

 IT(情報技術)を活用、とはビジネスにおいてよく聞く言葉だ。それは小売業においても同じだ。ただ普段の買い物などでそれらを肌感覚として実感することはあまりない。なぜなら、多くがバックオフィスのシステム管理など、消費者の目に入らない部分で活用されているからだ。記者が今回取材で訪れたのは、そんな「普通」の感覚を覆す店舗だった。「未来のお店」のかたちを垣間見た気がした。

 今年の2月、福岡市にオープンした「スーパーセンタートライアルアイランドシティ店」。同市に本社があるトライアルカンパニーの運営するディスカウントストアだ。店内に入り、まず目に入ってくるのがずらりと並ぶショッピングカート。これが、普通のカートではない。一台一台にそれぞれ、お店のレジで目にするバーコードリーダーとタブレットがついている。

 つまり、セルフレジ機能のついたカートなのだ。従来型の有人レジも用意しているが、試しにこのカートで買い物をしてみることにした。

店舗の入り口にあるショッピングカート。バーコードリーダーの赤い光が並ぶ様子が印象的

 セルフレジ機能を使うためには、まずプリペイドカード会員になる必要がある。数分の手続きでその場でカードが手に入った。お金をチャージして店内へ。商品を手に取り、バーコードをカートのリーダーでスキャンしてカゴに入れる。スキャンした商品がタブレットに表示される。やっぱり買わない、と商品を棚に戻した場合はタブレット操作で購入商品リストから削除すればいい。

 タブレットには購入した商品情報だけでなく、キャンペーン商品などの情報も表示される。今後は、客のこれまでの購入履歴データから消費傾向を分析し、それぞれに合った商品をおすすめ表示できるようにする計画だ。こうした新しい機能で「お客様の衝動買いにつながる」(西川晋二副会長)と期待する。最後は出口で、タブレット上の確定のボタンを押す。レジに並ぶことなくスムーズに会計を済ませることができた。オープンから半年以上がたち、カートを使ったセルフレジ決済もかなり浸透した。売上全体の4割ほどはこのカートによるものだという。

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