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寺岡 篤志(てらおか・あつし)

日経ビジネス記者

寺岡 篤志

高校、大学時代は専らラグビーに励む。2008年に日本経済新聞に入社。社会部や西部支社(九州・沖縄)で事件事故、行政訴訟、暴力団対策、東日本大震災・福島第一原子力発電所事故などの取材にあたる。2016年4月から日経ビジネス編集に出向し、自動車や化学業界を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

2025年稼げる新職業

自分の「好き」が仕事になる近未来

2018年7月5日(木)

 2018年6月17日、千葉県の幕張メッセで開催されたゲームイベント「RAGE」。サイバーエージェントグループでスマートフォン向け広告事業をするサイバーZなどが主催したこのイベントの主役は、趣味を仕事にした新世代の働き手だ。

 新作ゲームの紹介だけでなく、ゲームプレーヤー同士が競い合う「eスポーツ」の大会が開かれ、優勝者は400万円の賞金を獲得した。既にeスポーツを本業にする競技者も登場している。まさに趣味が仕事に直結した代表例だ。

 そんなeスポーツ大会が開催されるイベントで、異色のステージが幕を開けた。壇上にはゲーム画面を映していた巨大なスクリーンのほかに、5枚の透明スクリーンが設置されている。人気ゲームのプロモーション動画の再生が終わると、ステージのスクリーンに映し出されたのは7人のCGでできたキャラクターだ。集まったファンに声をかけ、手を振るキャラクターに、ファンたちは熱烈な声援をあげた。

Vチューバーが共演したゲームイベント。左がねこます氏のキャラクター。(写真:室川イサオ)

 ステージに“出演”したのはバーチャルユーチューバー、通称Vチューバーたちだ。架空のキャラクターの外観を操って動画を作り、配信する。いわばユーチューバーの架空キャラクター版といえる。舞台裏では人の動作を読み取るモーションキャプチャー装置などを駆使し、Vチューバーたちがキャラクターを操りながら声を加えていた。普段は個別に動画を配信しているが、ステージでは共演してゲームの腕を競っていた。

Vチューバ―とユーチューバ―の違い

 イベントに招待されステージに出演したVチューバーの一人「バーチャルのじゃロリ狐娘ユーチューバーおじさん」の別称で知られるねこます氏は「Unity(3Dゲーム開発用ソフト)の勉強をしたくてVチューバーを始めた」と動機を話す。Vチューバーとしての活動は「趣味というのが一番近い。仕事だと思っていたら、できないと思う」。

 同氏が配信する動画は、美少女のキャラクターが野太い男性の声で話すギャップが話題をよび、ユーチューブのチャンネル登録数は6月19日時点で28万人に及んでいる。

 従来のユーチューバーがキャラクターに置き換わっただけ。そう考えるのは早計だ。サイバーエージェントでVチューバーの支援事業を統括する兵頭陽氏は「歌やゲーム、コスプレ、あるいは歴史や物理演算まで、特定の趣味に突き抜けた知識や技術を生かして動画を配信するVチューバーは、特に人気が高い。一般受けするネタを動画にしていたユーチューバーとの大きな違いだ」と指摘する。

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